日本の歌をうたうには・・・　その2

ゼミの始まる前に
伴奏ピアニストとの
合わせがあります。

今回の伴奏は
左近允先生

素敵な音で
歌を引き立たせてくださいます

最初は
ねむの花



壺田花子詩

この詩が
今の私に
よく分かる

数年前
アメリカのヨセミテ国立公園に行った時
大きなねむの木に
ねむの花が　満開だった


その大きな自然の
ヨセミテ国立公園を思い出します。



ねむの花　
　　　　　壺田花子詩
　　　　　中田喜直 曲
あなたは 疲れた
おねむりなさいというやうに
ねむの花が　咲く夕べ
夢のやうな　夕べ
あれはやさしい淡い花
房のような花

風の中で誰か歌う
鳥のやうに　
光のように
とぎれとぎれの思い出しても声にはたたぬ　
あれは昔の愛のうたよ

変わり果てた　この世の岸辺
にがく　たたずむ　私の胸に
ふたたび　淡い　夢をもり上げ
房のよやうな花
夢をすすめる　ねむの花

優しい腕に　よりそって
愛にとけ入る　眠りは忘れ
くるしい眠りのみが　私を誘ふ
流れの早い
この世の岸辺に

個人的には
なんとなく暗い雰囲気の歌の方が
好きです。