「ワンポイント」シューマン作曲「アラベスク」の多声旋律って?
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15以上レッスンに通って下さるK様は、
企画制作&演奏したオリジナルコンサートの様子が放映されたTVを観て、
レッスンに通い始めて下さりました。
新しい曲が弾ける事ばかりではなく、
その曲の歴史的なバック背景や曲の構成などが「楽しい」と!
小学生の頃までいやいやピアノを習っていたそうですが、
何十年ぶりのレッスン。
お仕事をこなしながら一度もお休みせずに、
土曜の夜と日曜の朝を組み合わせて通われています。
基本的なバッハ・モーツアルト・ベートーベンなどをいくつかしたので、
もっとジャンルを広げる事を提案し、あこがれのショパンを経験した後、
今回はシューマンの「アラベスク」です。
シューマンは、初めは法律家をめざしていましたが、
当時の「サロン」で、文学者や画家・作曲家との交流もあり
ピアニストを目指しました。
が、指の4と5番(薬指と小指)を強くする機械の過度の練習により
指を痛め作曲家に転身した人ですね。
ですので、シューマンの曲には文学との関連が多く
実際曲の中にも「登場人物」がたくさん登場します。
この「アラベスク」にも、この様に3人の登場人物が・・。
例えば↓
*一番の上のパートの青のメロディ
*まん中の黄色のメロディー
*一番下のピンクのメロディー
これは曲の最初の部分ですが、
先ずこの楽譜を見て「どう、弾くんですか?」の質問から
レッスンはスタートです。
まん中の黄色のメロディーーは、
左と右の両手で「内声部」を弾いて行きます↓
なので、実際には右も2人分、左も2人分を
同時に弾いて行くことになります。
そして曲が進むと下記の様になります↓
ト音記号(黄色の丸)は右で弾きます。
ここも登場人物は2人。
ヘ音記号(ピンクの丸)は左手で弾きます。
ここも登場人物は2人。
合計4人分のメロディーとしての「多声旋律」です。
この様にシューマンの「多声旋律」は、
バッハや築いた「多声旋律」とは違い、
文学からヒントを得たキャラクターの違う登場人物が織りなす、
「多声旋律」となって「シューマン独特の世界」を表現しているのです。
。。。。。。 Take It Easy 。。。。。。。。。。。。。。。。。。
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◆土・日あり/平日と土曜は夜21時まで◆日曜は13時まで。
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この様にシューマンの「多声旋律」は、
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