中高生の生徒達

小学生の時に引越しで移ってきた中学生の生徒。
事情でお母様と面談する機会があり、その中で「ずっとピアノ習ってきて、こんなに楽しく通えているのは先生が初めてなんです」と言われ、驚くと共に、とても嬉しく思いました。

私にとってピアノは、いつまでたっても、指導法をずっと勉強していても「まだまだだなぁ…」という思いが強く、個性豊かな生徒達のレッスンをどの様に進めていくのが最も良いのか、常に試行錯誤で悩みがつきません。
生徒が練習してこなかったり、思うように進めなかったりすると、自分の指導方法に問題があるのではと思い、自信をなくしてしまうこともしばしば。
そんな時に限って、タイミング良く、生徒や父兄の言葉に励まされます。

高3の生徒は大学受験まっただ中。
聞くと、もう来週が入試とのこと。
言われてみれば推薦入試の時期です。
本命はまだですが、先ずは来週の試験で実力を発揮して、安心してセンター試験に臨めますように…
それでもレッスンは毎週休まずに来ています。
「そう言えば高校受験の時も、一度も休まず来たよね」というと、
「レッスンは楽しいから…」とひとこと。
音楽史や理論が好きな彼のレッスンでは、ピアノ以外にオーケストラの曲を聴いてスコアを読んだり、クイズ形式で問題を出したり、音大受験用の問題を解いたりしていますが、それがまた楽しい様です。
そして「受験が終わったらオーケストラの楽器を何かしたい」と希望に胸を膨らませています。

日々、そんな生徒や父兄の言葉に励まされ、勇気をもらっています。
生徒達の個性に合わせ、試行錯誤しつつのレッスン、私もまだまだ勉強が必要です。