拍子について③

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奥野和美です。

ご訪問ありがとうございます。

＊拍子についてシリーズ＊

今回は８分の６拍子です。
代表的な曲は、今の季節だと「きよしこの夜」ですね。
でも最近はあまり歌われなくなり、子どもたちも知らない子が多いです。

この曲は、オーストリアで作られた曲です。
クリスマスイブの前日、パイプオルガンが壊れるというハプニングが起こり、
急遽、神父さん作詞の歌詞に、オルガニスト兼校長先生が作曲したそうです。
ギターの伴奏に合わせ、クリスマスを祝う明るい感じの歌だったそうです。
今現在は、しっとり歌われていますよね。

同じメロディーでも、歌い継がれている間に、歌う人や場所、演奏する楽器によって、
変化していったようですね。

この８分の６拍子は、楽譜上では１小節に８分音符が６つずつあります。
さて、何拍子の仲間でしょうか？三択です。

①２拍子
②３拍子
③６拍子

さあ、答えは何でしょうか？
正解は…
①２拍子の仲間です。

８分音符６つ
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

これを

２つに分けます
♪ ♪ ♪ ／♪ ♪ ♪

1（♪ ♪ ♪）２（♪ ♪ ♪ ）という風に、拍を取ります。

「きよしこの夜」の他に、８分の６拍子の曲には、
思い出のアルバム、みかんの花咲く丘、ありがとう・さようなら、
浜辺の歌、小さな木の実、早春賦、グリーンスリーブス、旅人の歌（ベートーヴェン）
モルダウ、仰げば尊し…などがあります。

とりあげた曲の半分くらいが、弱起の曲です。
弱起というのは、強拍である１拍目以外から始まる曲です。
この事からも、しっかりと２拍子の感覚を持って、演奏したいですね。