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♦️頭に被るもの (かぶるもの)

ピアノを愛する皆さま、こんにちは。

2022年、今年のNHKの大河ドラマは、
『 鎌倉殿の13人 』 である。
先週の日曜に第二回放送があった。

源頼朝 役の大泉洋さんと、
北条義時 役の小栗旬さんが、露天風呂に入るシーンがあった。




その時には、白い着物  を着た状態で、
湯に入っていた。
昔の人は、風呂へ入る時に、服を着たままだとは、聞いていたが、
その通りだった。
湯に入る時の服を、湯帷子( ゆかたびら ) と言うが、
後々の時代になって、
その湯帷子が、変化して、浴衣 ( ゆかた ) となって行った。
現代、夏祭りなどに皆んなが着る、浴衣の原型だったのだ。


で、その入浴シーンだけど、
服を着るだけではなくて、なんと帽子まで被っていた。
なんかもう、ここまで来ると、ふざけてるみたいに見える。
黒い被り物で、烏帽子 ( えぼし ) と言う。
位の上の (くらいの上の ) 頼朝の方が、帽子が長く、高い。

烏帽子は、平安時代から、続く装束で、
身分や階級をあらわす。
なので、
当時の立場のある人は、
人前で頭にかぶっていないと、恥ずかしいとされた。
これを、他人に脱がされでもしたら、
屈辱的で、紛争につながるくらいだった。
だから、
露天風呂でも、帽子は取らなかった。
今なら、ちょっと笑える。



その後、歴史は流れるが、
身分のある人で、初めに烏帽子をかぶらなくなった人は誰でしょう❓
教科書に肖像画が載っているほどの有名人で、
ちょんまげのまま、出ているのは。。。。❓


はい。
織田信長ですね。
今までの慣例をやぶるあたり、さすが戦国時代のカリスマですね。

 
*******


はーい。
長い前振りでしたが、音楽の話をしよう。


古今東西、頭にかぶるのは、
権威とか、身分をアピールするアイテムだと、私は思うのですが。


ヨーロッパでは、
昔、王族や貴族は、カツラをかぶっていました。
公の場では、カツラをかぶるのがフォーマルな装いだったのです。


作曲家のバッハも、ヘンデルもハイドンも、モーツァルトも、
みーんなカツラをかぶってました。
平民は、カツラはかぶってないですね。そんな余裕ないですから。


では、作曲家で、
最初にカツラをかぶっていない肖像画があるのは、誰でしょうか❓


音楽の教科書に、
挿絵が載っていないか、見てみましょう。


。。。。はい。ベートーヴェンさまですね。

あの、髪の毛が爆発しているような、
モジャモジャ頭をしています。




では、ここで問題です。



どうして、
ベートーヴェンは、カツラを捨てたのでしょう❓




今まで、ずっとカツラが当たり前だったのに、
どうして彼は地毛のままにしたのでしょうか❓



親子で考えて見て下さい。

ネットで質問したらダメですよ (笑)




ベートーヴェンの伝記を見たら書いてあるかなあ。。。❓


偉人伝漫画だったら、
ベートーヴェンの他に、
マリーアントワネットとか、ナポレオンなんかも読んで見て下さい。



ベートーヴェンは、どんな気持ちで、
カツラをやめたのかな❓

ただのファッションだけではなさそうです。
面白いから、
考えて見てね。


すぐに答えが見つからなくても、
音楽や歴史を見ていくと、
段々と分かってきます。
小学生では、理解し切れなくても、
疑問を持っていると、
年齢と共に深いところまで、感じられるようになるでしょう。


これも、
いわゆるリベラル・アーツと言う学び方です。
あなたは、どう思いますか❓


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