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練習はどのようにしたらよいですか? 声がけの難しさ

季節外れの寒さも過ぎ去り、ようやく本当に春が訪れたようですね。

ご卒園・ご卒業を迎えられたみなさま、心よりおめでとうございます!

これからも健やかに、より素敵な日々を過ごすことができますよう、お祈りしております。


練習の時の声がけについて、私が必ず保護者のみなさまと作戦会議させていただくきっかけとなった出来事があります。

私の経験から言うと、小学生の男の子に多いタイプなのですが、
少し間違えるとすぐ止まり、
「もう弾かない!」
という反応が返ってくることがあります。

このタイプの男の子(当時小学1年生)、発表会直前のレッスンで、この「もう弾かない!」が大爆発&大号泣してしまいました。

「どうして弾きたくなくなっちゃうの?」

「間違えるの嫌だから!」

「先生は間違えることは気にしないから、最後まであきらめずに弾いてほしいな。

先生もコンサートで間違えたりするよ。」

「でも間違えるとお母さんに怒られるもん!」

この男の子は、間違えることを極端に恐れ、間違えそうな可能性を感じると弾きたがらなくなってしまっていたのです。

これ、とても難しい問題です。

お母さまは練習で、きちんと間違えずに弾けるよう、お声がけしてくださっていたのです。

日々の忙しさの中で練習にもお付き合いいただき、本当に大変な労力をかけてくださっていました。(お母さまに拍手!)

ただ、間違いを指摘しすぎてしまうこと、この男の子にとってはそれが悲しいかな、プレッシャーになってしまっていたのです。


声がけなどの練習のサポートは、お子さまひとりひとりに合わせることが必要です。

それは成長に合わせて変わっていきます。

一切声がけせず放っておいてほしいとお願いすることもあります。

保護者のみなさまと一緒に、そのお子さまにとってベストの方法を、日々試行錯誤させていただいております。


ちなみにこの男の子は、4月から小学6年生です。

昨年あたりから、放っておいても1人で練習しているようです。

レッスンでも「弾きたくない!」が顔を出すことはなく、もくもくとピアノを弾いています。

お母さまいわく、ピアノを弾くことは好きなようです。

このように成長に寄り添わせていただけることに感謝です。


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