鑑賞日記

おさらい会翌日の3月21日、
お隣境港市に牛田智大さんのリサイタルを聴きに
行ってきました。

場所は、境港市文化ホール
シンフォニーガーデン。
客席が400。
このサイズのホールで牛田さんの演奏が
聴けるなんて。
贅沢すぎる！！と、数ヶ月前からずっと
楽しみにしていました。

オールショパンプログラム。
繊細で美しい、薄いシルクのベールのような
ピアニッシモにまず涙が。
まるでホール全体が楽器になったかのような
響きです。
そして、ご本人との距離が近いので
息遣いが後方の席にも聴こえ、
ペダリングもよく見えます。
一緒に呼吸し、フレージングを
味わわせていただきました。
何と贅沢！！

アンコールはリスト。
コンソレーション3番
愛の夢
献呈
これだけでも満足な内容です。

帰宅後インスタを開いたら、
以前ご本人がこのキャパのホールは好みだと
言っていらっしゃったというコメントが。

なるほど〜。
ご本人のお好みサイズのホールが
たまたま隣県にあったとは。
このような素晴らしいホールで
牛田さんのショパンを
聴かせていただけたことに
感謝です。


余談ですが
昨年、ショパンコンクールの
推奨楽譜となっている
エキエル版の日本語版が出版されたため、
3冊目のバラードを購入しました。

元々使用していたパデレフスキ版、
学生時代に先生の勧めで購入した
クロイツァー版、
そして今回のエキエル版です。

私は、学生時代の先生が
クロイツァー豊子先生の
お弟子さんだったこともあり
高3〜大学までは
クロイツァー版を使用していました。
音もペダリングもフレージングも、
かなり他の出版社と異なります。
当時は友人にも「何か音変わってるね！」
と言われたりしましたが、
いい経験をさせていただけたと思います。

そして10月に開催された
ショパンコンクールを
一通り聴き、
特に思いのあるバラード1&4番は
もう一度弾けるようになりたいな〜と
思うようになりました。

3種類の楽譜をいったりきたりしながら
弾き比べていると
あっという間に時間が過ぎてしまいます。
昔の書き込みを見ながら
「あぁ、こんなこと言われてたんだな〜
今ならしないのに。笑」と思うのも
また楽しいです。

本日27日は（もう28になってしまいましたが）
牛田さんのオールショパンリサイタル最終日です。
24時からのインスタライブを
楽しみにしていましたが
25時からになるとのことで
このまま起きていようと思います☺︎