反省会は必要

先週のコンクールで優秀賞をもらいました！と報告してくれた4年生の生徒さん。
昨年からこちらの教室に通うようになりましたが、
ヤマハの教室も続けています。
今回のコンクール曲は私は見ていないですが、
「広瀬先生に習ったタッチや弾き方を自分で応用してみた」
と練習の仕方が変わってきた彼。

もともと、とても素晴らしい音楽性を持っていて、
これまでもコンクールで何度も賞をもらってきたそうです。
でも、何が賞につながったのか、
賞をもらえなかった時は何が足りなかったのか、
きちんと考えたことがなかったみたい。

私の教室では、本番が終わったら必ず生徒さんと私の二人だけで反省会をします。
「上手くいったこと」→「次はどんなことにつながるか」
「気になること」→「次はどうすればよいか」
「これからやってみたいこと」

6月の発表会で初めてこういう反省会をした彼。
今回の反省会はまだ2回目。
こういう質問に慣れていなくて、なかなか言葉が出てきません。

もちろん皆さんは心の中ではなんとなく答えや思いはあるはず。
でも、それを「言葉にして」自分に再確認させる作業はとても大切。
言葉にすることで、今回の取り組みのどんな事が成功につながったのか明確になった彼。
その上で、足りない事も改めて心に刻むことが出来たようです。
次の兵庫県大会に向けても、「自分の足りない事に向き合う！」という目標ができました！

こちらの教室に来て1年。
この1年間、才能はあるのにイマイチ真正面から音楽に向き合う気持ちになれなかった彼。
サッカーも好きだし、エレクトーンのアンサンブルも大好き。
ピアノだけに集中するっていう気持ちにはなれなかったみたいなので、
私も彼には好きな曲、好きな作曲をさせて様子を見ていました。
（練習曲や指の本はちゃんとやります）
最近、「バッハもちゃんと勉強してみたい」と変化してきて、
そんな中での受賞！
これからの変化が楽しみです！！