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中学生音楽筆記テスト対策レッスンを終えて

神戸市西区 西神中央 みどりピアノ教室の
とだ ちはるです。
ご訪問いただきましてありがとうございます。

「そりゃないよ~~~!」

音楽のテスト内容がどうだったか中学生の生徒さんに聞いた時。

まず、私の口から洩れました。
ため息とあきらめと、やり切れなさをミキサーで撹拌して飲まされたらこういう声が上がるのかしら?

そもそもは、中学生の生徒さんに音楽テスト対策レッスンで自分の予想が外れた問題が提出されて悔しい気持ちになっているだけなのです。

音楽の筆記テストで時事問題が出たのです。

テスト範囲は事前に知らされますが
もちろん事前予告なしです。

しかも
その時事問題が

「羽生結弦選手のショートプログラムでかかった曲のタイトルと作曲者名を当てる問題」

もう一つは

「宇野昌磨選手のフリープログラムでかかった曲のタイトルと作曲者名を当てる問題」

宇野昌磨選手のトゥーランドットが問題になるなら納得いきます。
荒川静香選手もトリノオリンピックのフリーで演技しました。
でも
トリノオリンピックの開催年は2006年!
今から12年も前です!
中1の生徒さんなら1歳のお誕生日迎えてヨチヨチ歩き?


1番やるせなかったのは、羽生結弦選手のショートプログラムの演技曲「ショパンのバラード一番」を当てる問題!

これってコアなユヅリストが出す問題?



坂本花織選手のショートプログラムの演技曲のベートーヴェンの月光の方が設問としてふさわしいのではないか?

第三者の目から見たらそう思えてしまいます。

あまりにもやるせないので、仕事をご一緒させていただいているリトミックの先生に気持ちをメールにしました。

すると、納得いくお返事が!


「問題を作った中学の音楽の先生は
通り一遍のものを出題するのではない
発展性、センスのある、今に適した問題を出されている方に思えるわ。

今年の大学のセンター試験でも「ムーミン」に関する問題が出題されたわよね。
ムーミン谷の舞台は架空の舞台であって正解である「フィンランド」ではないのではないか?

でも、ムーミンの設問は「不適切」どころか
「良問」とまで言われてるわ。

ムーミンの炎上入試問題が不適切どころか「良問」である理由


教科書に載っていない問題を自分の知識を生かして解く「実用的な思考力」を試す問題、最近見られるわよね。

お母さんたち、最近スマホばかりでね。
家庭内での会話がすごく減ってる。

こういう羽生君の問題を出して答えられない。
それは
世間で話題になっていることを家庭内でいろいろ話していないからだと思うの。

家庭でいかに多くの社会問題、そして新聞の記事を話題にして会話するか、にかかってると思う。

ちはるさん(私)が1週間に30分のレッスンで教えきれるものじゃないわ。

いろんなものに興味を持って話題にする。
スマホを見ている時間を減らして家族の対話に時間を充てる。

本当に最近の入試の傾向よね。
参考書だけに目を向ける時代は終わったのよ」

すばらしいアドバイスを受けました。

音楽の先生に対してのやるせない気持ちは
リトミックの先生の言葉の風で瞬く間に吹き飛ばされていきました。

ピアノ教室もおんなじことが言えますよね。

この時代、
ピアノだけ教えていたらいい
ではないですよね。

ただ生徒さんのピアノを上手にすればいい。
ではないですよね。

ピアノ曲を作曲した国は?
どんな思いを込めてその曲を作ったか?
その曲が作られた時代背景。
とてもとても教えてあげたいことが多く、
30分のレッスン時間だけでは賄いきれません。

でも…
今回の音楽テストの予告のない時事問題出題を受けて、教える立場として、少しでも生徒さんに接し、
この時代に則した多方面から見えるピアノのレッスを
していかないといけないという義務感に駆られました。

そして
ただピアノを教える先生ではなく
生徒さんの悩みを聞いて
親でもない
学校の先生でもない
ピアノの先生として
メンタルの面でも
生徒さんの心の支えに少しでもなってもらえたら…

と祈りつつ、また明日のレッスンもがんばらせていただきます。


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