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発表会まであと20日の過ごし方

発表会まであと20日となり、私も生徒さんたちも最後の仕上げに集中した追い込み時期となりました。
ほぼ全員が仕上がり、今まで作りあげてきた音を舞台でも出せるように、綿密なイメージに沿った、アーティキュレーション、間合い、呼吸がちょうどよく出せるよう、レッスンを行っております。

発表会というと、緊張をどう乗り越えるか、最後の仕上げ段階でどんな風に練習をしておけば良いか、悩まれると思います。

緊張と、一口に言っても、
小学低学年、中学年、高学年、中学生、高校生、成人、それぞれ年齢によって意味合いが違うとも言えます。

どの年齢層でもはっきりとしている、発表会での緊張の乗り越え方としまして、私がどの方にも、お伝えする言葉は、
舞台で何をするか一つだけ心に決めておきましょう。
という言葉です。

一つだけ、ということがとても大切で、これまでの練習中に曲のあらゆる表情を知った上で、その中の一つに絞り込み、決意することとなりますから、およそ20日前から何を決意しようか、絞り込む作業を練習に取り入れて行くこととなります。


それぞれ生徒さんが心に決めることは様々でして、演奏にブレがなくなったところで、それぞれの生徒さんの決意を聞くのも教える上で楽しみの一つです。
保護者の方にとっても、我が子がどんな風に決意を固めるか、親として初めて知り、我が子の音楽を楽しみ、応援する大切な要素にもなり得ます。

〇〇小節のあそこの音を間違えない、
と念じる生徒さんもいれば、

あくまでも一曲を一つとし、すべて出し切る、と念じる生徒さんもいます。

また、曲の途中のあの旋律を聞かせられるように曲出だしから決意する生徒さん、曲全体の指を高く上げる、または指を無理に高く上げないよう音の連なりを大切にしようとか、演奏で伝える内容を技術的な部分で支えようと集中される生徒さん、など千差万別の想いが、ひしめき合う、それが成功している発表会と言えます。

終わった後も、決意した一つを、達成できたかどうか、自分で判断しやすいので、スッキリした表情の生徒さんたち。とってもいい演奏だったよ、と、思いもよらない嬉しい言葉がおまけでついてくることもありますから、やっぱりがんばろうと思えているのかもしれません。
そんな当日に今年もなるよう、私は普段より明るく、手厳しいことを言いつつ、あと20日の日々を迎えた生徒さん達を励まし続けています。


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