レッスンは伝わる言葉で
よく「ゆっくり練習してね」と言われることはありませんか?
私もつい言いがちですが、生徒さんに正しく伝えるには
「スローモーションで」
と言った方が伝わり易いように思います。
こう伝えると、本来あるべき姿、演奏を想定しつつ弾いてくれるようになります。
「ゆっくり」と言ってしまうと、単にテンポを遅くしただけで、フォームも強弱もなおざりになってしまいがちです。
「言われた通りゆっくり弾いてるけど?なにか?」
では意味がないのです。
フォームや強弱、音色、楽譜に書いてあることをじっくり確認しようとすると、ゆっくりでなくては頭も耳も追いつけません。
ゆっくり弾くことで、理想の演奏に近づく為の積み重ね練習をしているのです。
なぜゆっくり弾かなくてはならないのか?
ゆっくり弾いてどうなりたいのか、どんな効果があるのかきちんと考えさせ、納得した上でないと的外れな練習に多くの時間を取られることになってしまいます。
「スローモーションで」
言葉の力でしょうか。「ゆっくりで」でも同じことのように思いますが、受け手には全く伝わる度合いが違います。
だいたいレッスンは週に一度。お家での練習は毎日です。
毎日を成長の為の有効な時間にしてもらえるよう『伝わる言葉』にこだわって、レッスンするよう日々心掛けております。
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