大阪音楽大学ピアノセミナー「ピアノ×未来vol.4」

先日、大阪音楽大学の特任教授をされている、ピアニスト・仲道郁代先生のセミナーを聴きに20年ぶりに母校の大阪音大に行って参りました。

阪急庄内駅を降りてから大阪音大までは、
徒歩7〜8分。

街並みも、
変わっているような、変わっていないような、ところどころ見覚えが…

セミナーは、ミレニアムホールで開催されました。（音大100周年の記念ホールだそうです。
そういえば、会報に書いてあったような…）

シンプルな佇まいの素敵なホールです。


そこで仲道郁代先生の公開レッスンと、
ベートーベンについてのお話がありました。

仲道郁代先生は、
日本を代表するピアニストですが、
とても気さくで親しみやすい方です。

たおやかで女性らしい優しさの中に芯の強さがあり、ピアノに対する愛が溢れる演奏をされ、
高い評価を受けられています。

演奏活動も全国津々浦々と行いつつ、
後進の指導にも精力的にあたられ、

あの小柄な体のどこにそんな体力が⁇と
びっくりするほどパワフルにご活躍です。


優しく強く、そしてとてもお美しい方です。


公開レッスンは、小学生と音高生の生徒さん、それぞれみっちり。

今回は、主に曲の構成についてレッスンされていましたが、
恩師のレッスンと重なるところも多々ありました。

私達にはとても勉強になる内容でしたが、
小学生の生徒さんには少し難しかったのでは…？
と、いらぬ心配をしてしまいました。


仲道先生は、曲の表現の言葉使いにも気を配られていて、音楽的にならない「きっちり」や「しっかり」は使わないと。
（私はよく使うのですが…）

音楽を教えるには、言葉の幅も必要だと思いました。

ご自分の体験や勉強したことをわかりやすく、惜しみなくお話してくださる仲道先生。

ZOZOTOWNの前澤社長が
「お金は入ったら全部使う。
使うほど入ってくるのを知っているから」
とコメントされていましたが、

知識もそうなのかな、と思いました。


貴重なお話を聞いて思ったのは、

上手い下手、弾ける弾けない関係なく、

弾き続けることでしか、
わからない事があるということです。

ピアノや音楽には、
始まりはあっても、終わりはないのです。




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