♪トルコ行進曲

夜になり羽織るものを探しました。
この時季は油断してはいけませんね。

今週はレッスンの最後に「ベートーヴェンクイズ」を実施しておりました。
以前に本を読んでいたり、調べたことがあったりした生徒さんは今回アウトプットできたことで、よりしっかり知識が身についたのではないでしょうか。
インプットしたことをアウトプットすることは重要なことですね。

さて、皆さんご存知の、ベートーヴェンのトルコ行進曲についてのお話です。
当時、トルコ風のものがトレンドになっていましたのでベートーヴェンの他にモーツァルトもトルコ行進曲を作曲しています。
ベートーヴェンのトルコ行進曲は、
「アテネの廃墟」という劇のために作曲された作品の中の一曲なんです。
ハンガリーのブダペストにある劇場のこけら落しのために作られました。

気になるこの劇の内容はというと、
ギリシャ神話に出てくる知恵の女神ミネルヴァが、哲学者のソクラテスに嫉妬して裁判でソクラテスを弁護しませんでした。その罪として神ゼウスによって２０００年の眠りにつかされます。２０００年後に目を覚ますと、アテネの街はトルコに支配され荒廃していました。他の神々はハンガリーのペストに旅立ち、その地を「新たなアテネ」にするという内容です。

トルコの伝統的な軍楽に使われる楽器は、管楽器やラッパに加え太鼓やシンバルのようなものです。
実は、ベートーヴェンの時代にはそんな音楽を再現できるピアノがあったんです！！
ベートーヴェンは、５本ペダルのピアノを持っていたんですよ！
打楽器やシンバルの音が出せるペダルがあったんです！！
　
ゆかピアノ♬