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弾けていたところが急に弾けなくなる不思議

ピアノ教室.COM

こんにちは。
今年のカレンダーも残すところ
あと一枚になりました。
いかがお過ごしですか?

先日のレッスンで。
幼稚園生の生徒さんが
ふとこんなことを言っていました。
「ピアノって、急に忘れる。」

小さなお子さまが自分で
気付いたところに驚きました。

昨日頑張って練習してやっと
弾けるようになったと思ったのに、
翌日また弾けなくなっている…
このようなお話は大人の方からも
よく伺います。

これは、ある有名なピアニストの方が
ユーモアを交えて「人体の不思議」と
言っていたくらい、
人間なら誰にでもあることですから
心配しないでくださいね。


「忘れて思い出す」という作業を
繰り返すうちに記憶が定着し、
演奏も安定してきます。

記憶は「思い出すときに」
定着するのだそうです。
そのような仕組みを前提とした
準備や練習をしていく必要があります。

例えば弾けないところを取り出して
「部分練習」をしたり、
毎回曲の初めから弾くばかりでなく、
曲の途中の区切りのいいところから
弾いたりしてみますと、
忘れにくくなりますし
思い出しやすくもなります。

あえて「忘れて思い出す」という
サイクルを繰り返すのも効果的です。
例えば一日一回練習している人は
休憩をはさんで一日二回にするなどして
思い出す回数を増やしていきます。


又、忘れるのは自然なことですから、
保護者の方は怒るよりも
思い出すお手伝いを
していただく方が建設的です。

感情に任せて怒ってしまいますと
自分自身も辛い上に
お子さまにとってもピアノの練習が
辛いものになってしまいます。

具体的にはCDをかけたり、
こんな感じかなと鼻歌でいいので
歌ってあげたり。
どんな曲だったかな?と
お声がけしていただいたり、
もしお分かりになるようでしたら
最初に指を置く場所はどこだったかな?
のようにヒントを出して
あげるのもいいですね。


弾けないところを
弾けるようにするのも練習ですが、
安定した演奏ができるように
するのも練習です。

ピアノは不思議なもので、
急に忘れてしまうことがある一方で、
「昨日はどんなに練習しても
弾けなかったのに、今日は弾けた」
ということもたくさんあります。

ぜひ前向きな気持ちで取り組んで
いただきたいと思います。

(ただし練習で弾けなかったところは
本番でも弾けませんのでご注意を!)


課題が完成できなかったとしても、
分からなかったところや
出来なかったところを
明確にしておいてくださいますと、
次のレッスンが有意義なものになります。




それでは。
風邪など召されませんように。
いい一日をお過ごしください。


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