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「楽器のご用意と練習について」~楽しくレッスンを続けていくために

こんにちは。
よくいただくご質問、
今回は楽器のご用意と練習について
まとめました。
ご参考になさってください。

・【楽器や練習についてのご質問】

Q「楽器は必要ですか?」
Q「どんな楽器を選べばいいのでしょうか?」

ピアノやエレクトーンが
弾けるようになるためには
自宅での練習が欠かせません。
楽しくレッスンを続けていくためには
ご自宅の楽器の選び方が
一つの要となります。

エレクトーンは教室の楽器との
互換性を考えてステージアシリーズが
おすすめです。

ピアノの場合は、アップライトピアノ、
グランドピアノ。
住宅事情などで電子ピアノを
検討される場合は鍵盤が88鍵あり、
専用の椅子に座って正しい姿勢が保てるもの。
鍵盤タッチや音色を、
アコースティックのピアノに
極力近づけてあるものをご用意ください。
残念ながらキーボードは適していません。


《キーボードがピアノやエレクトーンの
練習に適していない理由》

キーボードがピアノやエレクトーンの
練習に適していない理由は、
大きく分けて三つあります。

一つ目は、
キーボード、ピアノ、エレクトーンは
それぞれ鍵盤の作りが異なっていますが、
特にキーボードは弱く弾いても
しっかりした音が出てしまうなど
ピアノやエレクトーンとの
ギャップが大きいことです。

そのような状態で練習しても
ピアノを弾くための手指が育たず、
音楽的な耳も育たず、
もったいない印象を持ちます。

二つ目は演奏する時の姿勢です。
卓上や簡易スタンドに置いて使うキーボードは
演奏時の正しい姿勢を保つことができません。
テーブルに着くときの姿勢と
演奏の時の姿勢は全く異なります。
安定した音を出すためには
安定した正しい姿勢を保つことが大切です。

三つ目は音楽的なバランスの問題です。
ピアノは常にメロディと
伴奏のバランスを考え、
左右の手、或いは指の一本一本で
強弱を調整しながら弾いていきます。

エレクトーンは上鍵盤、下鍵盤、
足鍵盤の三つの鍵盤を使って
それぞれメロディ、伴奏、低音の
音量、音色を設定し、
音楽的なバランスを取っています。

キーボードでも多少コントロールが
できるものもあるようですが、
その変化の幅はピアノやエレクトーンに
比べてかなり狭いようです。
試しに左手で和音を、
右手でメロディを弾いてみると、
音楽的なバランスが顕著に崩れてしまうのが
お分かりいただけると思います。


これらの事からキーボードは、
ピアノやエレクトーンの練習には
向いていないと言えます。
キーボードが悪いということではなく、
「用途が異なる」ということだと思います。

レッスンを始める前の3,4歳頃までに
遊びや体験として使うのには、
音楽が身近になるなどのメリットも
あるかとは思います。

ただ、例えるなら自転車の練習には
一輪車や三輪車ではなく
あくまで自転車が必要であるように、
ピアノを習うのでしたらピアノが、
エレクトーンを習うのでしたら
エレクトーンが必要、
これがまず原則となります。


Q「楽器の用意ができないのですが、
ピアノが弾けるようになりたい。」
Q「練習ができないのですが
弾けるようになりますか?」

ピアノやエレクトーンのレッスンは、
「レッスン→家での練習→レッスン‥」
と進んで行きます。
レッスンとご家庭での練習の両方が
揃って上達が見込めます。
練習なしで上達するのは
大変厳しいと言えます。

それはなぜか一つ例を挙げますと、
ピアノを弾くのに必要な音楽性や
手や腕の筋肉や関節の柔軟性、
指の独立性などは
30分程のレッスンで急に身につくわけではなく、
日々の練習があってこそ養われます。
レッスンと練習では
そもそも「役割」が違うのです。

先ほどの自転車の例で考えてみましょう。
自転車に乗れるようになるためには、
自分で実際にやってみて身体の使い方など
コツを掴む必要がありますね。
ピアノやエレクトーンにも
似ている部分があります。

タッチの強さやスピード、
鍵盤と鍵盤の間隔のつかみ方、
腕の重みのかけ方、
右手と左手を別々に動かす感覚、
和音の押さえ方、
ペダルの使い方、
重心移動、
などなど…
身体の大きさや特徴は
一人ひとり違いますから、
これらを試行錯誤しながら自分自身で
コツを掴んでいく必要があります。
レッスンで習ったことを
身体に落とし込んでいくプロセスは
どうしても必要です。


優雅に弾いているように見える子も、
家でそれなりの練習をしています。
「練習する、弾ける、楽しい」の
順番なのです。
同じレッスンに通っているのに、
練習しない、できない、つまらない
となってしまっては勿体ないですね。
同じレッスンに通っているのに、
他のお子さんがどんどん進んでいくのを見て、
本人のモチベーションが
下がってしまうことにもなりかねません。

できるところまでできればいい、
ゆっくりでも進めばいいと
思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながらゆっくり進むとしても
練習環境は必要であり、
それがない状況では
楽しさにつながる達成感等も得られず、
続かなくなるケースが多いのです。

習うかどうかはご家庭の判断ではありますが、
こちらでできるアドバイトとしては、
習い事それぞれの特性を踏まえた上で、
ご検討いただくのがよろしいかと思います。


Q「続くか様子を見てから
楽器の購入を検討したいのですが。」
Q「いつごろまでに楽器を用意すれば
よろしいでしょうか?」

先程申しましたように、
練習環境がないとなかなか続かない、
上達は厳しいというのが現実です。
お子さまの成長は早いものです。
本人のやる気と成長を逃さないために
習い始めと同時に楽器があるのがベストです。

すでにキーボードなどをお持ちの場合も、
遅くとも両手奏に入る前、
レッスン開始から3ヵ月以内には
きちんとした楽器のご用意を
おすすめします。

「大人のレッスン」の方は
すでに楽器をお持ちの方も多いですが、
お持ちでない場合は、
初回から両手奏があり、
曲のレッスンに入りますので
早速のご用意をお願いしています。


課題についてはこちらも闇雲に
練習しなさいということはなく、
個々に合わせて課題を出しています。

できなかったことができるようになる、
それは素晴らしいこと。
その過程では苦労することもあるでしょう。
「楽しい」だけでは乗り越えられないことも
世の中にはあります。
そう考えると、子どもたちが
音楽レッスンから得る経験には
単に演奏技術を習得するというだけでなく、
計り知れない価値があると感じます。


ベートーベンはこう言っています。
「音楽があなたの人生の重荷を振り払い、
あなたが幸せを分かち合う
助けとなるように」と。

お子さまのこれからの長い人生の中で
何かの時に音楽が助けてくれることも
あるかもしれません。
それはいつか自立していく
お子さまへの最高のプレゼントの
一つになると思うのです。

大切なお子さまの人生が幸せであるように。
色々なことがあっても
強く優しく生きていけるように。
そしていい未来をつくっていってくれるように。
一人でも多くのお子さまのそばに
音楽があってほしい、
そのような思いでおります。

練習環境、楽器のご用意に関しては、
保護者の方のご協力が不可欠です。
ご協力をいただきながら
お力になることができればと
強く願っています。


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