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ショパンの言葉①

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「よい本を手にすること、彫刻、絵画などすばらしい芸術作品を鑑賞すること、散歩もいいでしょう。一日に練習は三時間でじゅうぶん、指の訓練、練習曲、レパートリーとなる曲の練習すべてで三時間でいいのですよ。」

フレデリック・フランソワ・ショパン

ショパンは指導者としても本当に最高の先生だった、と多くのお弟子さんが語っているそうです。三時間の練習、みなさんは長いと思われますか?短いと思われますか?学校や部活、勉強、お仕事…たくさんのことを抱えながら、毎日三時間ピアノの練習を続けるのはなかなか大変なことですね。

ところがショパンと同じ時代に活躍していたリストは、指の練習だけで三時間、鍵盤の重いピアノで六時間練習するように、と言っていたそうです。ほかのさまざまなピアニストと比べても、ショパンの言う三時間の練習は短いほうなんです。ショパンが練習時間の長さよりも大切にしていたものは何なのでしょうか。次回はそのあたりに触れてみます。

引用 作曲家◎人と作品シリーズ『ショパン』小坂裕子 著 音楽之友社 


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