人との関わり

「人との関わり…」ということですが、私は今まで、お誘いを頂いても、お断りをしてしまうことが、結構、多かったように思います。「練習時間のため」だったりしましたが、最近は、食事などご一緒させて頂く事が多くなりました。とにかく、家でも座って落ち着いて食事ができる時間が、何回あるか…という生活です。
以前もこちらでお話をさせて頂きましたが、学生ではありませんし、演奏活動をしているような人間でもありませんので、家の事、ご指導、自分の練習と、一日たつのが、本当に早いです。「一生懸命する」ことは、当たり前であり、自分の演奏を終え、次への課題を沢山得る…。この繰り返し…？積み重ねのように思います。私が練習だけの生活をしていたら、時間というものの尊さを全くわからないまま過ごしていたと思います。とにかく、まだまだ譜読みをしなければならない曲も沢山あり、時間が足りない感じです。
先週は、他の県に行き、全国各地の黒河メソッド研究会の先生方にお会いでき、自分も演奏させて頂いたりで、沢山の課題(お土産)を持って帰りました。
沢山の先生方と交流させていただく、まさに、
『人との関わり』このご縁をくださったのも、私の師匠の黒河好子先生です。私は、学生のころ、この事が、足りなかったように思います。今でこそ、「出来ないことは、出来ない…など」言えるようになりましたが、学生のころは、自分だけが苦しんでいるように思っていて、まわりとあまり、関わりを持つ事をしませんでした。この事が、私の学生時代の欠点だったと思います。高校、大学と音楽専門でしたが、先生方は、まず、ご丁寧に一から教えてくれませんので(笑)出来て当たり前と申しますか…、なので、大学に入ってからも、助手の先生のご自宅にレッスンに行ったりしておりました。しかし、ご指導させて頂く立場になり、一生ついて参りたい、と思える先生に出会えた事は、(学生時代、生きる事も苦しくて、ピアノも何のためにしているかわからなくなったり、答えが出ない…、という日々送っておりましたが…)、今思えば、悩んだ時間が勿体ないですが、今、良ければ、よし！ということです。
人と関わりを持つ事で、演奏、ご指導で苦しんでいるのは、自分だけではない、自分以上苦しんでいる人が沢山いる、また、自分よりも練習している人間が沢山いる…。これからも人と関わりを持ち、人間性も、学んでいきたいです。