スランプ

先日の日曜日、昔の教え子のAさんが、お友達の発表会で、チャイコフスキーのピアノコンチェルトのオーケストラパートを弾きました。

実はAさんさん、4年ほど前に、某企業に就職したものの、自分が思い描いていた事とのギャップが激しく、どんどん落ち込んで行き、1年で退社、その後、他の企業も受けたりしましたが、そちらも失敗、そこまでの話しか聞いていなかった私は、非常に彼女の事を心配していました。

ところが昨年、ひょっこりと連絡があり、ピアコンをやるのでレッスンをお願いします、との事。この曲の為にレッスンに来てくれました。

いろいろ心配していたので、どんな演奏か、データの仕上がりはどうか、、と、心配だらけでしたが、いざ、演奏してもらったら、そこにはみちがえるようなAさんがいました。

話を聞いたら、今は教職の資格を取る為の勉強をしていて、1年間、全く、音楽から離れたそうです。

そこで、無理せず、すっかり音楽から離れてみた事が、彼女に取って、とても良い、休息になった様子。演奏もデータ作成も、アレンジも見事でした！ほとんど直しがないくらいのできでした。

実は、この曲は昨年の3月に演奏予定でしたが、先生のご都合により、1年、先送りされました。昨年はAOIでの開催予定でしたが、今年はしずぎんほールユーフォニアでの開催です。

そしてまた、手違いがあり、私は本番を聞けませんでした。大変に残念がっていたところ、なんとこのご時勢、便利なものがありますね、iPhoneに録画してあったものをすぐに送ってくれました。

そこには自信にあふれて堂々と演奏するAさんと、そのお友達がいました。

この映像を見て、うるうるする私でした。

スランプがあっても、時間をかければ絶対に立ち直れますよね！

嬉しい演奏会でした。

演奏のろ機会を与えてくださった先生に、感謝感謝、です。