いくつになっても現役

先日、我が師匠の演奏会を聞きにいってきました。

中田智也とシンノンブレ、いつもながらの素晴らしい昭和の音とアンサンブルで、古典の名曲からピアソラまでありました。そして、バイオリン4台を有するという、七重奏団の演奏会です。
今日は、仲良しだったと言う、平吉毅州さんの作曲された、貴重で珍しい曲も演奏されました。
こちらについてはまた後日。

早々に、チケットが売り切れてしまう人気のタンゴバンドですが、３日前にキャンセルが出たようで、すぐにお電話で教えてくださったので、これまたラッキー！、と言う訳で、東京まで行ってきました。
（実は売り切れたよー、のお知らせだけ聞いた私は、師匠に、「先にいつやるかを教えてください！」と、訴えていたところでした）

多分、日本一のお年寄りバンドではないでしょうか、リーダーの師匠は81歳、あと二ヶ月ほどで82歳です。リードバイオリンを弾いてます。

お隣でバンドネオンの演奏をされる方も、81歳、もうすぐ82歳、と言う事だそうで、お二人は最前列で椅子に座っての演奏です。

「最近、物忘れがひどくて、、」と言いつつも、「昔鍛えた曲は、譜面なんかみなくても弾けるよ」難曲をさらさら弾きまくるのです。

ステージに出入りする姿は81歳。演奏は50歳！

このお二人が、そうそうたるメンバーを従えてうなりまくるのです！

腕も味も目一杯凄く、その演奏に引き込まれ、今回は2時間半の演奏会でしたが、あっという間でした。

自分が20歳以上も若いのに、「もう、年だから大変、、、」なんて言っていた事をとても恥ずかしく思います。

こんな素晴らしい師匠、改めて尊敬です。

私も、生徒さんも、目指せ！中田智也先生！

師匠を見ていたら、そうだ、私だって！まだまだ頑張れるはず！、と、毎回お年寄りから（先生、失礼いたします！）元気をもらって帰るのでした。