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左手の曲

先日の続きで、今度は、夜の演奏会のお話です。

クラリネットとピアノ伴奏による演奏会です。
こちらも、お二方とも、海外で研鑽を積まれ、コンクールに入賞し、大学で教えて、、と、あげればきりがないほど、ご立派な経歴の持ち主です。

これまたどの曲をとってもその素晴らしい音楽に感動し、素敵な一夜を過ごせました。

今回、非常に印象に残った曲の一つに、左手だけで伴奏を演奏される曲がありました。

作曲した塚本一実氏が、ピアニストの舘野泉さんに献呈した曲の一つだそうで、元々は、トロンボーンのために書かれた曲ですが、今回はそれをバスクラリネットで演奏されました。

伴奏のピアノは左手だけで演奏されているとは思えません。目をつぶって聞けば、両手、、としか思えません。作曲のすばらしさと、それを演奏されるピアニストとクラリネット奏者、皆さんのすばらしいテクニック、感性により、本当にすばらしい作品となり感動致しました。

舘野泉さんと言えば、演奏会中に倒れ、右半身が不自由になられてしまいましたが、その後の死にものぐるいでの努力により、見事、左手だけのピアニストとして復活されました。
様々な角度から舘野泉氏に感銘を受ける方が多いと思いますが、私にとっては、今回のそれらを作曲されている塚本氏にも、非常なる感銘を受けております。

実は10月のエレクトーンの演奏会でも、塚本先生の曲を私の生徒さんが弾かせていただきました。
いつもはさくさくとアレンジをしてくる実力派のNさんですが、さすがにこの時ばかりは、「人生最大の危機!」を味わったようでした。これほどの超現代曲は、生まれて初めてな上に、塚本先生が若い頃に作曲された、と言うもので、聞けばかっこいいのですが、弾くのは地獄!!!!
でも、さすがNさん、本番1週間前、ギリセーフ!暗譜で頑張りました。そんな訳で、ものすごく難しかったので、できた時の感動は、いつもの、2倍、3倍!でした。

塚本一実先生、実は昨年迄つとめておりました大学での私の直属の上司にあたる方で、そのお人柄はのんびりとし、ほんわかとし、とてもそんな大それた曲を書くようには見えません(先生、ごめんなさい!)。
こんなすばらしい先生に巡り会えた事に感謝、です。


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