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好き嫌い

もう30年も昔のことですが、友人がタイに住んでいましたので、そちらに遊びにいってきました。まずは首都バンコク、これから開発が始まろうとしている時期でしょうか、貧しそうな感じの中にも、そこここに、エネルギッシュさを感じたことを良く覚えております。

さて、遠路はるばる来た私たちのために、友人は有名で美味しい、といわれるタイ料理のお店に連れて行ってくれました。テーブルには初めて見る美味しそうなものばかりが並んでます。
見た目通り、どれもすごく美味しかったのですが、一つだけ、「ん?」と眉をしかめるものがありました。それは、世界中から愛されている「トムヤンクンスープ」です。今でこそ大好きですがこの時ばかりは、慣れない味に「え〜〜!無理!」と思ったものです。

しかし、せっかく用意してくださったごちそうです、しかも「世界3大スープ」の一つなんだから、まずい訳はない!、じゃ、何だ???そうだ!私の口が肥えていない、、要するに、おいしい味を理解できない悲しいお口なんだ!
そう思ったとたん悔しくなり、なんとかこのスープの良さがわかるようになりたい!と思い、二口目を口に運びました。すると、さっきとは少し違う感覚です、「ん?いけるかも」調子に乗り三口目に挑戦です。そしたら「え!、遠くからおいしい味がする」、、と!遂に美味しさを理解し始めました。そこからはもう、はまりにはまり、本場のトムヤンクン飲みたさに、何年かタイに通いました。

音楽にも同じことがありました。若いころ、ジャズを聞きたいけれど、誰を聞けは良いか?その質問に師匠が「じゃあ、とりあえずオスカーピーターソンを聞いてご覧」、早速、レコードを買い、それをカセットテープに落としてせっせと通勤途中に聞きました。

これまた、トムヤンクンと同じです。「??なんだ??」全然意味不明、「わけわからん、、、」でもやはり「この人、世界中から認められてるすごい人!私の体の中にこのような、いい音楽が入ってないので理解できないんだ!」そう思い、訳の分からないまま1週間聞き続けました。結果は、トムヤンクンと同じです。その良さがどんどん理解できるようになり、すっかりジャズ好きになりました。

200年も前から引き継がれている音楽、絶対にすばらしいから現在までのこっていると思うのです。だから、皆さん、クラシックも毛嫌いしないで聞いてみてね。何度か聞くうちに、絶対に好きになると思います!


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