子どもの頃のピアノ練習は大人になって時間管理に活かされます

私が以前大学でピアノを教えていたときのこと。
新年度が始まって、たくさんの学生さんたちと「はじめまして」の挨拶をします。
みんな可愛らしいお嬢さんたちです。

こんにちは、千葉市海浜幕張のピアノ教室 アミーズ音楽教室 主宰の安藤歩です。

当時私は大学で小学校や幼稚園、保育園の先生志望の方のピアノ実技を担当していました。

レッスンが2回目、3回目となるにしたがって、最初は緊張していた学生さんたちも自分のことを話してくれるようになります。

「今週はレポートが忙しくてピアノがあんまり弾けませんでした」

「こっちの曲まで手が回らなかったです」

まぁ言い訳といえばそうなんですけど（笑）。

これらの言い訳を聞くと私が思うことは・・

ピアノに限らず、幼少期に習い事を続けた経験があるかどうかで、大きくなった時の学びに対する姿勢が違ってくるということです。

ピアノに関していえば、その曲が弾けるようになるまでずっと努力しなければなりません。

1曲弾けたらまた次の曲と努力は継続していきます。

おのずと忍耐力や集中力が身につきます。

そして、みなさん意外と気がつかないみたいですが、自分で時間管理ができるようになるというのもピアノをやることの大きな成果なのですよ。

ピアノは練習時間を確保することが必要です。

バレエや水泳のようにその場に行ってやるのではなく、先生のレッスンの他に自宅での練習が必要ですよね。

自宅での練習時間は自分で（小さい時は親御さんが）作り出さなければなりません。

中学生、高校生まで続けている子は学校の宿題、塾、部活をこなしながらピアノの自宅練習もしてレッスンに通ってきます。

けっして多くの時間を練習に費やすことはできませんが、必ず時間を作って毎日少しずつ弾いているのです。

この子たちが大学生や社会人になったら「時間がなくてできませんでした」という言い訳はしないんじゃないかな。

与えられた時間は同じでも、しっかり練習できる人と、時間がなくてできない人がいます。

できない人は怠けているわけではないんですよ。

がんばっているんです。

でも結局はいつも時間が足りなくてできない。

本人も焦っています。

子どもの頃に時間管理と忍耐力、集中力を身につけていると大人になった時にそれが活かされます。

大人の習い事は人生を豊かにします。

子どもの習い事は？

人生の可能性を広げるのです。