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テンポについて

【ずるずるひきずるのと、無闇に急ぐのとは、同じくらい大きな間違いだ。—】(シューマン:音楽の座右の銘より)
楽曲には各々ふさわしいテンポがあります。作曲者による記号が記されている場合はそれに従うべきです。バロック以前の作品には速度記号が記されていない場合が多く、いくつかの可能性が考えられることもあるのですが、各々の曲調によりある程度は決まってくるものです。
「ずるずるひきずる」とは望ましい速度で弾ききれないか、テンポに乗り切れずにやる気のないような演奏を指すのでしょう。
一方「無闇に急ぐ」ことにはいくつか考えられます。演奏途中で次第に焦って速くなってしまうことはよくあることですが、テンポを一定に保つことはとても重要です。
またその曲にふさわしくない速さで弾くケースもあるでしょう。特に当時は演奏者が自分の技術をひけらかすために、必要以上の速さで弾き飛ばすことも流行していたので、それに対する警鐘とも受けとれます。
この傾向は現代にも当てはまることなので気をつけなければいけないですね。(森直紀)


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