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コンクールの目的

コンクールが競争である以上、コンテスタントの最終目的は優勝に間違いありません。
有名な国際コンクールはピアニストの登竜門となり、優勝者(上位入賞者も)は高額賞金と名誉を手に入れることができ、世界中で演奏の場が提供されます。
今やコンクールでの入賞歴はピアニストのプロフィールを飾る必須アイテムといっても過言ではないでしょう。
多くの聴衆は演奏を聴く前からそのプロフィールに左右され、うまいピアニストだと確信してしまいますから・・・。
しかし彼らが人並み優れたピアニストであるのは確かでしょうが、必ずしも最高のピアニストである保証はないのです。
アニメの『ピアノの森』をご覧になった方はショパン・コンクールの審査風景の場面をご記憶でしょうか?
審査結果に審査員の好みの差が反映されるのはいうまでもありませんが、審査員たちの勢力関係、出身国からの圧力などが少なからず影響し、純粋に音楽性だけで審査されることの方が少ないのも現実だと思います。
またコンクールでは、「より速く、より強く、ノーミス!」だったものが高評価を得る傾向もあり、そのためミスのない没個性的な演奏が平均点を伸ばして勝ち進んでいきがちです。
以前ショパン・コンクールで、イーヴォ・ポゴレリッチが予選で落ちた事に抗議して、マルタ・アルゲリッチが審査を下りて帰国してしまった事件はその一例かもしれません。
ですから、コンクールがうまくいかなかったからといって、必ずしも悲観する必要はないのです。(森直紀)


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