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曲の仕上がり

すっかりお久しぶりのブログです。
今年は生徒さんが挑戦しようと思っていたコンクールがいくつも中止になり、残念なこともたくさんありましたが、少しずつ取り戻した日常をありがたいなと感じる今日この頃です。

そんな中で紆余曲折ありながらも、12月に発表会を開催することになりました。この先、冬に向けてどんな状況になるか不安もありますが、信じて準備を進めています。

いまは最後の追い込みの時期になってきて、曲の仕上がりについて考えることが多くなりました。

曲の仕上がりってどこでしょうか?

音符を間違えずに止まらずに弾けるようになること?

テンポを速く弾くこと?

強弱をしっかりつけること?


私の中では、人前で演奏するということは、以上のことができるのはボーダーラインで、ここはこんなきもちで弾きたい、こんな音色で表現をしたい、こんな風にメロディを歌いたい、という自分の想いをもってその曲を演奏することを目指して仕上げることだと考えています。

しかし、生徒さんの数だけ、その子にとっての仕上がり、と思うラインがあるということを感じるようになりました。

まずは、ただ音符を間違えずに弾くのではなく、その向こう側に音楽の楽しさ、美しさがあることを伝えていくことが大切だなと感じます。

こちらが、まだまだ、と思っていても、弾く本人がもう出来てる、と満足していたらそこでその曲の成長が止まってしまいます。

昔から、師事した先生方から音楽は満足してしまったら終わりだ、ということを教わってきました。
自分自身では、分かっているつもりでもっと追求しようという気持ちをいつも忘れずに持っているつもりでいましたが、指導する立場になって改めて、その意味が分かります。

まだまだ、と思う気持ちがもっと上手くなるためには必要なのです。

生徒さんたちがもう出来た、仕上がった、とすぐに思うのではなく、もっと良い音色を出したいな、どうやったら出るのかな、どこを盛り上げたら素敵かな、と深めていく楽しみ、アイデアが湧いてくるレッスンをしていけたらいいなと思っています。

自分に満足しないことが、上達のためには必要ですが、自分に自信を持たないとか、卑下するとはまた違います。そのことについてもまた書けたらいいなと思っています。

今日はこのあたりで区切りたいと思います。
またぽつりぽつりと書いてみたいと思っています。


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