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アクセサリー。

ピアノを弾くとき。
アクセサリーはどうするか、というお話。

以前、ある教室で働いていた時に、
「先生を替えてほしい」というご要望があり、取り急ぎ 私が代わりに行ってみる、ということになりました。
出張レッスンだったのと、私が そのマンションの別の方を教えていた、という理由からで、特にご指名があったわけではありません。
いったいどうしたんだろう?と思ってお話を伺ってみると…
・先生がかなりのミニスカートで、座ると(ピアノは、先生が横に座ることも多いです)太ももか露になる

・付け爪(当時、ネイルは一部の方に流行りだしていた)が長くて、ピアノがカチカチする

・爪に石(いわゆる、ストーン?がついていて 取れて鍵盤に挟まるんじゃないかと不安)

・冬は ロングブーツで、いちいち玄関にしゃがんで、着脱に時間がかかる

・香水がきつく、帰ったあとまで匂う

等々。
同一の先生からこれだけでてくるものなのか?というくらいでしたが、私は その教室に入ったばかりで、お会いしたことがなく、先生の姿は想像できません。
同じマンションの、私の生徒さんのお母様は
「とにかく、派手!」とのことでしたから、目立つ方だったのかもしれませんね。

ロングブーツは、ダメだとは思いませんが、ただ私なら、出張で靴を脱ぐと分かっていれば、毎週のことですから、素早く着脱できる靴で伺うと思います。
もし、出先から直接伺うとしても、玄関先でモタモタしないように気をつけるかな。

ネイルは、うーん。
石は、まずいですね。長い爪も。
そもそも、そんな爪では、うまくピアノも鳴りません。
マニキュアは…ダメではないですが、あまりオススメしないです。
理由は、爪が伸びてきても気が付きにくいし、マニキュアを塗っていると、手がぼーっと熱を帯びてきます(爪も呼吸しているらしいですよ)

スカートの長さは…うんまぁ、太もも露というのは 生徒さんも気になるでしょうけれど、お母様たちが不快に感じるのは分かります。

上記は、先生に対するクレームだったわけですが、もちろん、生徒さんにも当てはまります。
服装云々は置いていおくとして、長い爪(石も)は、お断りしています。
鍵盤に当たってうるさいですし、正しい手のフォーム でのレッスンが出来ません。

あとは、指輪やブレスレット、時計など。

プロのピアニストの方で、指輪を付けていらっしゃる方々はいらっしゃいます。
卓越した技術なのか、鍵盤に当たっても気にならないのかは分かりません。

私は以前、指輪が抜けなくなり、つけっぱなしだった期間がしばらく続きました。
その時に恩師から
ピアノを大切にする気持ちは、あるのか?
と聞かれました。
ピアノを弾く、という行為は4歳からやっているので、指輪を付けていても、鉛筆を握りながらでも、手の甲に重りを乗せてでも弾けます。
でも、そういうことではなくて、
「装飾品が、ピアノを傷つけてしまう可能性は考えないのか?」ということなのです。

高級レストランなどでは、テーブルや食器を傷つけないようにするためのマナーで、腕時計を外すそうです。

ピアノも、同じ。
ましてや、自分のものではないピアノをさわる時には、細心の注意を払うのは、マナーのひとつ。

知人は、とても大事にしていた車を 家族が気を効かせて手洗い洗車をしてくれたのはいいが、結婚指輪をしたままだったらしく、傷だらけになった、と嘆いていました。
やはり、傷は 気になりますよね。

「お守り」「形見」「お告げ?」などの理由なら致し方ありませんが、「おしゃれのため」であれば、演奏の時には、指輪、ブレスレット、時計は 外しましょう。
うちの教室では、お子さんにも徹底しています。

楽器は、大切に。


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