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音楽と、語学。

私は19歳になる年に、留学することになりました。
海外に行くことなど 全く想像もしていなかったので、何の準備もなし。
飛行機すら乗ったことがないくらい、超インドアな生活で、旅行といえば 両親の実家がある 会津若松と喜多方、あとは 父の勤めていた会社の保養所がある 熱海。
これぐらいしか記憶がありません。
住んだことがあるのは、宮城県、千葉県、東京都。
修学旅行で かろうじて京都でしたが、集団だったのと、普段からぼーっとした子どもだったからか、何も覚えていません。

そんな私が、数年間の勉強をする土地になった、イギリス。
まずは、飛行機に乗る練習(え、そっち?)。
友達と、沖縄に行って来ました。これでもけっこうな長旅。ですが、日本語ですから、不自由なし。

秋に合格が決まり、実際にイギリスに向かうことになった4月まで、語学学校に通いました。
いわゆる、駅前留学というやつです。
先生は、オーストラリアからいらした方でした。
とても紳士的ですし、優しいのですが、私は微塵も話せないので、
ディスイズアペン程度、しかも おもいっきり日本語英語。
こんなことなら、中学からきちんとやっておけば良かったと後悔しても、アフターカーニバル。

というわけで、渡英した時点での語学力は、皆無です。
最初の土地であるロンドンは、日本人留学生がたくさんいました。
短期語学留学にくる人も多かったので、パブにいくと必ず日本人に会います。
1年間、学校の授業とレッスン以外は 日本語しか使わなかったので、英会話をした記憶はほとんどありません(レストランの注文ぐらいです)。
でも、毎日毎日、周りから英語が「音」として シャワーのように降り注いでくるわけです。
気がついたら、テレビの内容をきちんと理解し、しかも 日本語字幕のない(当たり前)コメディ映画も 爆笑していました。
一番最初に身に付いたのが「ヒアリング」だったわけですね。

そして、翌年から住んだ、グラスゴー。
スコットランドです。ロンドンから飛行機で1時間 北に行ったところにあります。
ここでは、日本人にはほとんど会いません。
たま~~~に、観光客の方を見かけるくらいです。
(おとなりのエディンバラは人気観光スポットがたくさんあり、日本人も多いです)

通っていた学校にも、グラスゴー1年目は、日本人は私だけ。
どうしよう!と慌ててしまいましたが、なんと。
口からスルスルと英語がでてくるではありませんか。
ロンドンでの1年間、耳で覚えた英語(=音)を、自分の楽器(=口)で表現していたのです。
音で覚えたので、なんていう単語で どんな意味なのか分からないものもたくさんありましたが、英英辞典が解決してくれました。

ピアノで、細かいニュアンスや 節回しなど聞き取り 表現する作業をしてきていたから 音に敏感でいられたのかもしれません。

私の生徒さんたちも、耳がとても良いです。
聴力ではなく、「ニュアンスを聴き取る力」です。
例えば生徒さんが弾いたあと、私の音で私の表現で 弾いてみせたとしますね。
それを瞬時に 再現できるのです。
テクニックはまだ追い付かないのですが、音色や微妙な揺れまで、真似してきます。

この「良い耳」は、語学取得にも向いています(体験済み)
英語はもちろんのこと、他の国の言葉などにも チャレンジしてみてください。
ピアノの耳は、語学の耳でもあります。


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