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楽譜を読む。

コウノドリ。佳境に入ってきましたね。
主役の、綾野剛さんが演じる コウノドリ先生が奏でるピアノ、素敵ですね。
清塚さんの曲は、なにか語りかけてくるものを感じます。

楽譜を読む。
これは、書かれている音符の通りに鍵盤を鳴らす、ということではありません。
朗読や 読み聞かせも、ただただ文字を発音するのではなく、抑揚や声色、トーン、間など、さまざまな工夫をして初めて相手の心に伝わりますね。

初見(パッと見てパッと弾く)の力はあったほうが 楽譜を早く読めるという意味では良いのかもしれません。
ただ、ささーっと音符だけ読んで、あとは暗譜して好き勝手に弾く、というのは、独り善がりな演奏になりがちです。
書かれている記号や音楽用語、指番号をよく見るのは、大前提。
書かれていないたくさんのことを表現していくのが、音楽です。

私は、ピアノを習い始めたころから、特に初見のトレーニングも、ひたすら楽譜から目をそらさずにブラインドタッチで弾くトレーニングも受けていません。
それは、特別にやることではなく、「楽譜に書かれていることをよく見ながら楽譜から目を離さずに譜を読んでいく」ことで、自然と身に付くからです。
ハノンを繰り返し練習(ただ弾くのではなく、脱力やフォームも大切)することによって、鍵盤の感覚や音色の違いもだんだん分かってきます。
ただそのトレーニングのみに何年も費やすのではなく、たくさん絵画を観て、たくさん旅行に行き、たくさんの映画を観て、お友だちとたくさんの経験をして、たくさんの音楽を聴き、たくさんの本を読む時間も作りましょう。
経験が、全て音になりますから。
身を持って体感しています。

音符や音楽の流れを掴んだら、フレーズごとに、何通りの弾き方を試してみる。
どんな色?濃い?薄い?それとも透明?グラデーションかな?冷たい?温かい?季節は?朝かな?夕暮れ?晴れ?雨上がりの午後かな?
などなど、考えながら何通りも。

もちろん、平行して、タッチも体得していく必要がありますので、正しい手の形、腕の筋肉の付け方、脱力の方法などなど、ハノン以外のテキストも使いながら身に付けていきます。
ただひたすら、釘をトントンと叩くような 一本調子の打鍵からは、無機質な音しか生まれません。

上記のことは、「いくつになったら、これ」という教え方ではなく、全て 同時進行です。
弾けるようになってからテクニック、テクニックがついたら弾く…卵が先かヒヨコか先か…になってしまいますものね。

どうしたい?こんな弾き方もあるよ?どっちのほうがすき?
質問しながら、相談しながら、レッスンを進めていきます。
相談し、納得しないと、いつまでも「ただ音符が読めて音が出せるだけ」になってしまい、
「難しくなってきたから辞ーめた」ということになってしまいます。
自分で考えて、自分で表現出来てこその、音楽ですものね。

これらのことを教えてくれたのは、小学校時代の恩師、中学から大学入学までの恩師、大学時代の恩師です。

私の教室に通ってきて下さっている生徒さんたちのほとんどが、中学生になっても 勉強と部活とピアノをきちんと両立できています。
ピアノが息抜きになっているみたいで、とても嬉しいです。

大学生の生徒さんや大人の生徒さんも、ピアノが大好きだと ヒシヒシと伝わってきます。

これからも、癒しの音楽を一緒に奏でられたらいいなと思います。


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