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理念。

ある、尊敬する先生のメールマガジンが、毎週土曜日の朝に届きます。
今朝のお話は、教育理念について。
なるほどなぁということがたくさん書かれていて、今日も頷きながら読みました。

学校の教育理念、会社の理念、塾の理念などなど、沢山ありますよね。
受験の際にも、進学したいところの学校や学部の理念に共感し、受験するのですよね?

ピアノ教育も、様々なところがあります。 
音楽高校や音楽大学に受験するためのレッスン中心の教室
コンクールに力を入れている教室
留学したい方向けの教室
学校帰りに遊び感覚で集まる教室
音楽家になるならないに関わらず基礎からしっかりと指導する教室
とにかく楽しく!宿題も自宅練習もなし!の教室
楽器を買ってもらうことためにまずは人を集めるための教室

などなど。
もっと色々とあると思いますし、「それに特化した」ということではあるけれど、色々と混ざっているという教室が多いかなと思います。

私の教室も、そうです。色々な生徒さんがいます。
ただ、「楽しければいい、練習なし」はナシかな。
楽しむためには、上達ありきですしね。
一番の理念は、
音楽家にやるならないに関わらず基礎からしっかりと指導
これは、指導を始めた20数年前から変わりません。
お子さんも親御さんも、理解してくださり、そして練習していくうちにメキメキと上手になっていくことで、よりいっそう納得してくださっています。
なので、受験でしばらくお休みをしていた生徒さんがレッスン再開と、なっても、「自分で効率よく練習できる」「楽譜の曲想を理解できる」ので、お休みをしている間にパワーアップして戻ってきます。
もちろん、指番号や強弱記号、音楽用語などの基本中の基本からやり直す必要もないわけです。
小さなころからガッツリとしっかりと学んでくれたので、「いまさら、そんなのは笑」といったところ。

いま、小さな生徒さんたちにも、将来を見据えて指導をしていますが、お子さんは仕方がないとして、親御さん(特に付添でいらっしゃるお母様)には、まどろっこしいと思われがち。
ピアノなんて赤ちゃんが弾いても猫が乗っても音が出るんだから、指番号や指の形なんかどうでもいい。
今はユーチューブでも聴けるから真似できるし音符なんて読めなくていい
音楽家にさせるわけではないから、細かい記号は知らなくていい
という(親御さんの)考えだと、お子さんが真面目に受講してくれない。
ああー私、なにやってるんだろう?時間ばかりが無駄に過ぎる。お月謝も頂いているのに、上達させてあげられないよ。

こんな思いがいつもぐるんぐるんする時間があって、悲しいし、苦しい。

今までは、「こちらの考えを押し付けてはいけない」
「レッスンを受ける側の自由」
と、思おうとしていましたが、今朝のメルマガで、頭と心がスッキリしました。
ただただ、生徒さんの要求、欲求に合わせるのが当然というのは、ちょっと違うなと。
理念に賛同していただけない場合には、ズルズルと悩みながら指導するのではなく、「生徒さんのお考えに合った教室」を選んで頂ければ良い。 
なので、新学期ですし、気になる生徒さんや親御さんとはいま一度、お話しできる時間を設けようと思っています。

コロナ感染予防対策についても同じ。
これくらい大丈夫
という人と
感染対策に甘い人がいたら心配だから通わせられないかもしれない 
という人がいたら、
心配している方々が、心配がなくなるような対策を続けて行く必要がある。

ということで、体験レッスンの際にも、お話しをさせていただいております。

一枠のみとなりましたが、平日の夕方に空きがあります。
土日は、要相談です。

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