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おじぎは大事。

コンクールやその他、演奏を聴くチャンスがあり、度々思うことがあります。
おじぎは大事。
演奏後にピアニストが何回か出たり引っ込んだりする時のアレではなくて、発表会とかコンクールとか、そんな場面で演奏者がする、演奏の前後のおじぎです。

私は、自分の教室の生徒さんには、
「舞台上がった瞬間から、降りるまでが演奏」
と、伝えてあります。
なので、おじぎの仕方や綺麗に見えるコツなども、発表会やコンクールの前には少し時間をもらって練習しています。

舞台に小走りで、しかも下を向いたまま歩いてきて、立ち止まらないままプイッと顔だけ下に動かしただけ、
そのままピアノに向かい、座った瞬間に弾き始め→1曲目と2曲目の境目なし、最後の音を弾いた瞬間にもう立ち上がり、入ってきたときのようにササッと顔だけ下げながら、舞台からはけていった…
という生徒さんが連続した(というかほとんどだった)発表会を聴きに行って感じたのは、 
「もったいない」
ということ。
緊張していたんだろうし、みんなもそうだったからだろうし、もしかしたら、やり方を知らないのかもしれない。
でもね、おじぎって、大事なんですよ。
聴き手を引き込む、そして、自分も演奏に入り込む、大切な動きなんです。


まず、堂々と歩いていく。
ゆったりとおじぎし、笑顔を向ける。
今から私が弾きます、お聴きくださいね、という意味も込めて。
椅子に座ったからってすぐに弾き始めなくてもいい。
高さや距離など、ゆったりと調整して、手を膝に置いて、曲のイメージをおさらい。
鍵盤に手を置き、拍子を数えて、息はいて吸って→演奏。
曲間は、聴き手の気持ちの切り替えもあるから、きちんとひと呼吸。
手とか拭いちゃってもいいくらい。
曲の終わりは、余韻まで楽しむ、楽しんでもらう。
ゆったりと膝に手を戻し、それからゆっくり立ち上がり、優雅におじぎ。
演奏前は「私が弾きますね、お楽しみください」
だったのに対して、終わりのおじぎは
「ね、素敵な曲でしょう?お楽しみいただけましたか?」
という意味で。

これを、自信がないとか緊張しているとか、何か怒っているとか、気に食わないことがあったとか、そういう理由があったとしても、聴いてくださるお客様には関係のないこと。
だから、おじぎは大事です。
そして、この一連の流れを考えながら行うことによって、緊張している暇もないですよ。

ぜひ、おじぎの練習もしてみてくださいね。
分からなければ、先生に聞いてみましょう。


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