ピアノを習わせる理由　その２

続編は書く予定ではなかったのですが、ご質問がありましたので、その２。

ピアノをお子さんに習わせようとする理由は、色々あるよと　前回書きました。
お考えや、周りの環境、教育計画など様々ですものね。

小さい年齢のお子さんに、初めてピアノを習わせようとするときにまず
「いつまで続くか分からないし」と不安になりますよね。
楽器は安価ではないし、スペースも取るし、練習時間の捻出、月謝、楽譜代、お金お金おかねー！

一つ前のブログで、電子ピアノでもいいから88鍵のものを購入してくださいと書きました。
卓上ではなく、据え置きタイプのものだと、３万円ぐらいからはあるようですが、それだと、タッチや音色などはオモチャです。それに、すぐ壊れます。
初心者でも「最低これぐらいは」というものは、12〜15万ぐらい。
これに毎月の月謝、交通費、テキスト代…
初期費用をかけたのに、子どもが
「やだー！ピアノ嫌いっ！」となったら、無駄遣いになる…

そういう思いが、体験レッスンの際にこちらが「楽器の購入をお約束してくださる方のみ、レッスンをお引き受けします」というと、
「いつ辞めるか分からないし…ある程度弾けるようになってから購入では遅いですか？」となってしまいます。

これも一つ前の記事に書きましたが、自宅にピアノがなくて、ある程度うまくなるためには、貸スタジオなどに通いつめ、練習するしかありません。
レッスンに来たときだけでは、弾けるようにはならないので。
貸スタジオは場所やピアノにもよりますが、60分1500円ぐらいかな。
これをまあ、月に25日通ったとして、1500✕25＝37500円
それに交通費。行き帰りの時間。
3ヶ月やったら、ピアノ買ったほうが安いですよね。

それから、その「いつ辞めるか分からないし」のご発言を、お子さんの前でしてしまうと、お子さんのテンションはだだ下がり。始める前から辞める話をされるので、そりゃ当然…

講師は、生徒さんにピアノの魅力を伝え続け、上達する楽しみを感じてもらえるよう、日々勉強と努力をしながら全力でレッスンをいたします。
親御さんは、おうちでは「叱咤激励」の叱咤抜きで、ガンガン褒めて励ましてください。
練習ちっともしないから、つい叱ってしまいます、というお気持ちもよーくわかりますが、練習していなくて、レッスンでさっぱりうまく弾けなくてしょげているのは、ご本人です(笑)
私も叱りませんが、そのときにはあえて無言です(笑)(笑)(笑)
自分で気が付き、努力してきて、上手になるほうが、お尻たたかれ怒鳴られながらやるよりも、遥かにうまくなりますし、音楽が好きになりますよ。

そんなわけで、習わせる！と決めたら、どどーんと講師にお任せください。
あ、でも色々な不安や不満があれば、随時コミニュケーションを取ってください。
信頼関係が第一です。