ピアノを習わせる理由。

ピアノ教室は、人気の習い事のひとつ。
今は、アコースティックピアノではなく、電子ピアノやキーボードをお持ちであれば、レッスン受講が可能な先生が増えました。

ピアノを習わせたいという理由は、

子どもの友達が習っている
昔、自分が習っていた
教養のひとつ
学校の音楽に困らないように
子どもがやりたいと言った
合唱の伴奏者に選ばれたい
兄弟や従兄弟が習っている
ピアニストにさせたい(←少ない)
習わせている時間は親の自由時間(←実はけっこういる)

以前、教え始めたばかりのころ、出張レッスンを主にレッスンしていたのですが、数軒のお宅でお母様が、
レッスンが始まる頃に外出し、レッスンが終わって数時間帰って来ないことが続きました。
携帯も持っていない時代で連絡が取れず、子どもだけで置いて帰ることを躊躇い、一緒に待ったりしました。
お母さまたち曰く、「買い物」「お茶」「ドライブ」などマチマチでしたが、息抜きしたかったんでしょうか(その後も続いたので、レッスン継続はお断りしました)
また、「下のお子さんの世話＆夕飯作りで目も回る忙しさだから60分だけでも出掛けてほしい」という理由でお子さんの体験レッスンにいらした方もいます。
でも、まぁ「いないうちに用事を済ませたい」というのはママたちのやりくり努力が伺えますので、それはだめだとは言いにくいし、難しいところです。

レッスンが終わったあとも、毎回数時間お迎えに来ない(うちは託児所か？)というお宅もありました。
レッスンのあと、私は出かけられない、ご飯も食べにくいということもありましたが、それよりも、そんなに忙しければ、お子さんの練習はみてあげられないんだろうな、という状況だったので、終わる時間には必ずお迎えをお願いしたり、練習しない＝上達の進度はかなりゆっくりだと理解していただいたケースもあります。


習わせるきっかけは、何でもいいんですよ。
私の役目は、習いに来てくれている生徒さんたちに、

ピアノを好きになってもらう
もちろん上達してもらう
お母さんお父さんと離れた時間を楽しんでもらう
来ることで気持ちを切り替えてもらう
弾きたくないときは話しだけでもしてスッキリしてもらう
ピアノを通して色々な経験をしてもらう

まだまだ色々あります。あげればキリがないです。


早いお子さんだと３歳から。小学生、中学生、高校生、大学生、社会人になってもお付き合いする関係です。
親御さん以外で、お子さんの成長を間近に見られるお仕事って、なかなかないですよね。楽しいですし、責任も感じます。

思い立ったが吉日。
まずは、体験レッスンでピアノ教室を覗いてみませんか？