楽に弾ける、上手に弾ける秘密

よく弾ける、上手に弾ける曲はずっと弾いていたくなると思います。

前にやった曲も、たくさん弾いたような曲は音のつながりを脳と共に動作で覚えています。
弾けば弾くほど、手先や両手の動きをダンスの振りのように相対的な動作として覚え、常に新しい質の高い記憶の上書きを進んで自然としている状態なので、動作の質も上がりより上手に楽に弾けて気分も良くなります。

色々な曲が世の中にありますが、どの曲も一番最初は音にしてみる、楽譜を読むことがスタートです。楽譜を読むのが苦手という人いると思います。
大丈夫です、誰でも最初から楽譜が読めるわけではありません。ピアノを始めてすぐや１年くらいは、指の動きの基礎を作ることも合わせて進める時期です。音符の数が少ない曲、指の動作が分かりやすい曲をやっていきます。この時期は音も多くないので、家で自分で練習という練習はしていなくてもレッスンの場で必死に次の音を読んで指を動かす、隣の音を色々弾くだけくらいならできるのをピアノの先生たちも自分の体験からもよく理解していますw

しかし少しずつですが弾ける音符の量は増えていき、楽譜も４段くらいになってくるといわゆる付け焼刃、中学生の定期テスト前日での一夜漬け奏法は役に立たず、レッスンの場でボロボロになってしまいます。レッスンで先生と一緒にやっただけで家で何もしないとどこでどう指を動かすのか？どんな音の並びなのか自分だけでは分からなくなってきます。
こうした時期からは家での自分の練習、動作確認が必要です。こうなる前くらい、バイエルも20番台の曲からは家でも毎日弾いて、最後までひっかからないで弾ける状態を続けたら、曲集や少し大きなお兄さんお姉さんが弾いているようなブルグミュラー作曲アラベスク、トルコ行進曲など知っている曲を弾くのが目標になってくると思います。