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指先立ててる?

ピアノレッスンではよくある場面の上位に来ると思いますが、弾いていて指先を立てるのよというのはなぜ必要なのか?どうやると指先がいつも立っている状態になるのか?まで考えて練習や弾いていくことが大切だと思います。

指先を立てることはピアノを長年弾いている人達にはごく当たり前のことなのですが、普段の生活で指先で何か触れたり押したりすることはほとんどないことなので定着にも時間がかかると思います。指先をどのくらい使っているかと言いますと、例えば家の照明スイッチをonにする時に壁にあるスイッチを押す場面を想像してみてください。この時意識を持って指先でスイッチを押すことはだいたいはできると思いますが、ピアノの鍵盤を押す時にはまだこのレベルでは足りないところがありますw

どのくらい必要かと言いますと、お料理の場面で何か包丁で切る時、野菜でも果物でもスライスするから包丁を持っていない反対の手で押さえる時に指は丸めて猫指のようにしますよね?このくらい指先が畳まれている状態が必要になると思っていていいと思います。もちろんひとつの曲の中で常にこのくらい指先を立てて、畳んでいる必要があるわけではないので安心してくださいね。ですが例えばモーツァルト作曲のトルコマーチに出てくるような沢山の音を速くタラララランと弾く時などには先ほどの猫指の状態が必要になります。
かつ、指先から体まで関節に力が入っていない状態が望ましいことです。

これを実際のところ曲を弾く時に常に気にして弾くのはある程度練習と訓練が必要なのですが、もう一つ手・指の長さ・大きさは必要だと思います。まず私も小学生の頃は体は大人のように身長も170cmなかったため、トルコマーチを弾いている指先は時々、第一関節が内側にくの字に折れている状態で何とか弾いていました。

手を広げてパーの状態で鍵盤に乗せた時に、少なくとも親指の先から小指の先がドレミで言うとドからラまで何とか届いている大きさあたりから指先をいつも立てて全部の音を弾いている状態を実感していけると思います。そこまでは常に指先立てることに縛られてしまうよりも部分的に指先を立てたり曲げている状態を考えて弾くことを重ねていくといいと思います。例えばグルリット作曲楽しいなかま、ローデ作曲お人形のおどり、ブルグミュラー作曲のアラベスク、無邪気、バラード、モーツァルト作曲トルコマーチ、ショパン作曲子犬のワルツなどが練習になる作品かなと思いますのでその際に試してみてください。

中級手前でも普段の練習から指先を使うことが自分でも確認できることがひとつありますのでご紹介したいと思います。500円硬貨の中に指先が5本収まるように指先を集めて置いてみましょう。おうちの大人の人も実感できることですのでやってみてください。500円硬貨に指先5本が触っている状態がピアノの鍵盤を押す時に使う指先の皮膚です。この場所で鍵盤の触り方を変えたり、触るタイミングを変えたりすることでグランドピアノでは音色を変えることができます。こうしたことも小学生の皆さんにもレッスンでお伝えしています。


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