ブルグミュラーの練習曲題名

2020年もあと数日で終わりますね。後世の人達が振り返ると2020年は大変だったらしいと理解してくれるのでしょうか。

発表会やレッスンができたことに感謝して来年を迎えたいと思います。
ちょっとした小ネタをお伝えしたくてブログを上げました。

ブルグミュラーの25の練習曲集はよくピアノレッスンで使っていたり、アラベスクや素直な心など曲を聴くとだいたいの人が知っていると共感を持ってくれると思います。
教材の題名に日本語訳がついているのですが、この言葉がいつの頃からか変化していたり、昔とは違う訳の題名になっていたりします。
(原題はフランス語でこちらは変わりません)

一番変化を感じられるのが18.気がかり　と25.乗馬　です。
昔は18.の気がかりは心配や不安という日本語題名がついていましたし、25.乗馬も貴婦人の乗馬という題名で知っている先生たちやお家の方たちが多いと思います。

日本語訳をつけるときにそのときの担当者や時代感覚で変わる一例になると思います。
言葉は変わっていくものという一端を感じられる一面だと思います。

音楽でも西洋音楽の流れをくんでいる作曲家の作品達は、それぞれ他国の文化や風習の影響を受けています。曲中にもそれを感じるものも多いので単にドレミやリズムを読む以外の奥を読む勉強にもなりますね。