指先をつぶしてひいてしまう

ピアノは鍵盤を触るときの指先の使い方で色々と音色を変えたり、いくつもあるリズムパターンもスムーズに弾ける楽器です。

指先は立てて…ということは何度も聞いていると思います。頭では分かっていても指先は第一関節が潰れた状態で鍵盤を押していることがほとんどの人に見られます。

脱力？上達のコツ？言葉にすると限度がありますが、指先の使い方を習得するための一番の近道は沢山弾いて鍵盤に触ることだと思います。

使い方が感覚的に分かった状態だと指先に必要な力の量を体全体で調節して、必要な量の力で鍵盤を触ることができます。

この適切な力の量はどのくらいか？は個人差のあふことです。
さらに、小学生、中学生にとってはひとりひとりの体の成長も共に進んでいますので、ひと月前の感覚で弾いていては今の体には適さないこともあります。

指先に力が入っている状態で沢山の音符をエチュードのように弾いていたら、力が尽きるころに速度が落ちるか、力がさらにたくさん入ってしまい指が動かなくなるか？と我慢比べのようになってしまいます。

楽に少ない力で鍵盤を押していく感覚は、練習して弾いている量にある程度比例していると思います。