音楽するときの脳トレ

オンラインレッスン化してみての収穫は、小学生の生徒さんでも楽譜を読むときの少し頭も使うということの基礎になる言語化のトレーニングとしても良い使い方になっているかもしれないなという点です。

レッスン中にやりたい場所を示すときに、リアルレッスンでは楽譜を指差すなどして一瞬で済むことも、オンラインでは「○段目の○小節」というように言葉で示すため、生徒さんが何才であっても自分の頭で「どこかな」と考えて探す必要が出て来ます。

おうちの方に協力してもらい、「先生が言っているのはここよ」とお手伝いしてもらうとレッスンの流れはスムーズにいきますが、スムーズさより自分で場所がわかるまで探すのに数秒くらいですから待ってあげられます。むしろこうした自分でする、考えることの練習になると思ってもいますので良い発見ができたと思います。

オンラインでは、弾くときに気をつけることを自分で鉛筆で楽譜に書き込んでもらいます。

こうしたちょっとしたようなことですが、小学生も高学年になれば自分のことは自分でできるようになっていたほうが良い時期の少し早めの練習と思って、音の大きさはどのくらいにしようと考えているか？指先の鍵盤への触り加減はどのくらいにしたら考えている音の大きさになるのか？など演奏することに必要な頭の使い方も身についていくと思います。