簡易カナ付き　”エリーゼのために”　から2年後、原曲　”エリーゼのために”

社会人A子さんは小学校の頃、３年間ほどピアノを習った経験があります。
その後、中断し
社会人としてお仕事が軌道に乗ってきた時、
体験レッスンにいらっしゃいました。

「ト音記号の音はだいたい読めるのですが、
　ヘ音記号の読みは難しくて・・・」
と伺っていましたので

”エリーゼのために”の有名な冒頭部分だけを
ドレミのカナを書き込んだ楽譜で習って頂きました。

久しぶりのピアノでしたが
右手、左手、両手と進む内に勘が戻ってきました。

「調子が出てきましたので、
　これから順々に難しい楽譜に挑戦して行きましょう！」と、
レッスンがスタートしました。

それから２年後、
発表会の曲を決める際に

A子さんは即答ではっきりと
「エリーゼのためにへの想いが強いので
　これを本物の楽譜のままで弾きます。」と
お気持ちを伝えて下さいました。

２年間もエリーゼのためにへの想いを
暖め続けていらした事を知り、
胸が熱くなりました。

この２年間は、
お好きな映画音楽やジブリを弾くのに合わせて
基礎教材の練習もコツコツと積み上げて来られましたので
実力がすごくアップしています。

原曲エリーゼのためにを習い始めてみると
あっという間にスラスラと弾けるようになりました。

しかも、速いパッセージもどんどん指が動きますし
冒頭部分は歌の様に心を込めて弾く余裕さえ
感じられます。

大きな進歩が確認できて
A子さんも私も一緒に喜び合うことが出来ました。

作曲者ベートーヴェンも、きっと
うっとりしてくれていることでしょう！！