セミファイナルまでよく頑張りました

昨日はスガナミピアノコンクールのセミファイナルの1日目で、教室の生徒さんが小学校中学年部門に出場しました。

ピアノが好きで、自分から練習してきてくれるので、教室の発表会に加えて何か演奏を発表する機会があると良いと思い、今年初めてコンクールを受けました。
このコンクールは時間指定のある自由曲を演奏します。
それぞれの進度に合った曲、今身につけておきたいことの入った曲で受けられるので、利用しやすいコンクールです。

ピアノ歴がまだ浅い生徒さんは、今回は初めてのソナチネに取り組んでもらいました。
練習が進むうちにテンポが上がってきたので、もう一曲加えることにしました。
自由曲だとこういう融通もききます。

今回の目標は、このソナチネをきっちり弾けるように学習する中で、この先いろいろな曲を弾くのに必要な要素を身につけることです。
それができれば予選通過も夢ではないでしょう。
予選通過すれば、もう一度ステージで弾く機会(セミファイナル)が得られます。
そこまで頑張ろう！とレッスンを重ねてきました。

ところが先月の大型の台風のため、なんと予選が出来なくなってしまったのでした。
予選の出来なかった部門の出場者は全員セミファイナルで演奏することになりました。
緊張が一回減って喜んだ出場者も多かったかもしれませんね。

教室の生徒さんは…いきなりハードルが上がってしまって一瞬意気消沈しましたが、目標を思い返し自分のできる精一杯のことが発表できればそれが一番、と頑張り続けていました。

そして昨日の本番。
朝からずっと緊張していたそうですが、生徒さんの持つ美しい音と柔らかい感性で生徒さんなりにすてきに弾くことができました。
力を出し切ることができて、もうそれだけでじゅうぶんに素晴らしいと思いました。
弾き終わった生徒さんのニコニコ笑顔が私もとても嬉しかったです。
また一緒に頑張ろうね！