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耳を育てる

 夕べはN響を聴いてきました。東京オペラシティの高い天井に響き渡る迫力のサウンドにパイプオルガンも加わって、サンサーンスの3番「オルガン付き」で、懐かしい映画「ベイブ」のメロディーが奏でられました。井上道義さんのバレエを踊るような美しい指揮に見とれたり、ヴァイオリニストのソロにドキドキしたり。普段ピアノばかりの私はできるだけ他の楽器の演奏に触れて、イメージを広げていきたいと思っています。
 たくさんの楽器が異なるフレーズを異なるリズムで同時に奏で、一つの音楽を作る場合、お互いの音を把握してお互いの音を同時に呼吸する必要があります。多分オケのメンバー全員がそうでなければ音楽は生きたものにならないでしょう。演奏技術以前に、ポリフォニックな耳があるかどうかが、実は決定的な問題になるのではないかと思います。
 ピアノの場合も同様で、メロディーと伴奏はもちろん、3声、4声の音を同時に歌う、あるいは伴奏するときも相手の音を歌う、しかも情感豊かに!そういう耳を育てないと、ある段階から先に進めなくなるのでしょう。自分にも生徒さんにもその訓練を少しずつ、普段から意識して続けていこうと思います。その耳が育つと、音楽は生き物のように立体化し、以前とは全く違う姿を現す時があるのです!


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