ショパンコンクール２次予選３日目

　普段あまり書かないけどここぞとばかりに忘備録として駄文を載せていきましょう。
　夜中の古海さん、構成力ある堂々たる演奏。この人、ドイツものとかの方が合ってる？まじめそうな演奏。
　次の、アレクサンダーガジェブさん、あなた本当に２０代？と思う大人の雰囲気。４０代といわれても納得してしまう、酸いも甘いも噛分けた魅力ある演奏。なんだか人生の苦楽が走馬灯のように流れ、孤独の波にもまれてもそれでも僕は生きてゆく。。。なんて感じの舟歌。こうなってくると順位をつけるのがばかばかしくなってくる。バラ２の弱音でしめくくるなんて、にくいよっっ。
　その後、スペインのマーティンガルシアさん、これまた真逆の、恋に恋するショパン、て感じの若さと情熱のはちきれる演奏。英ポロもぎりぎり弾ききって良かった～テノール歌手にもなれそうなキャラ。
　なんだか素人の聴き方ですな。技術よりメッセージ性がないと聴き続けられない。だから普段からリサイタルに行くときは、受賞歴はほとんどあてにしないのだった。なんとかで１位とかあっても、どこがいいの？って思うこと、誰でもあるでしょ？でも若い才能の発見と、命の輝きって感じの舞台はやっぱり楽しい。かつての師匠が会場にいらっしゃるので後で詳しくきかなくちゃ！！おそらく生の音はまた印象が違ってくるんだろうなあ。
　ところで、反田さんの演奏中何回かリミッターがかかったように聞こえにくくなったけど、うちだけ？？
　今夜は2次最後の４日目。平日の徹夜はやめておこう。