ショパンコンクール一次予選始まり～！

　この秋のメインイベント、ショパコン本番です！一年延期で無事開催されてうれしいことです。
　今回は、すでに売れている日本人若手が何人も挑戦していて、注目度がやたらに高いです。
予備予選からyou tubeが同時配信されていて、全演奏が聴けるなんて、昔からは想像がつかない贅沢さ。奏者の心臓の音まで聴こえそうな緊張感。そんなに焦っちゃダメ～！！なんて思いながら応援してると、どっと疲れます。本番の精神状態はやってみないとわからないものがあるようで、回ごとに明暗が微妙に別れますね。
　反田さん、予備予選の方がはるかに良かった。特別な舞台だったのでしょう、いつもの余裕がなかったです。逆に、角野さんは今回は音楽に乗っていて、安心して聴けました。こうも違ってくるものなのか。。。あんなに舞台慣れしている人たちでもいろいろ起こるのだから、やはり経験というのは大切なのですね。
　牛田さんは、自分のペースを守りつつ丁寧に弾いていて、リサイタルのよう。
　アグレッシブに結果を求める気持ちが強すぎると、緊張が増してしまうし、音楽に没頭しすぎてもコントロールが乱れる。慎重になりすぎるとまず通過できない。皆さん頑張って～！
　それにしても。沢田さんは医学部の勉強中だし、角野さんはいまだにクラシックにしぼりきれない。反田さんはオーケストラを作ったりして、皆さん活動範囲が広くて貪欲。確実に新しい時代が来ているという実感を持ちます。スケール大きく、型にはまらない個性を持ってしなやかに生きる現代の若者に希望を感じます。海外の奏者はさらにメンタル強いし個性的。みんな聴いてると時間が足りな～い！！！