残念な出来事

大人の発表会がいよいよ一月後に迫って来た今朝、自宅の電話が鳴りました。

取ると、出演予定だった年配の生徒さんからでした。

聞くと、先月末の日曜日、突然脳梗塞を発症して入院中との事。

身体の自由は問題ないそうで、言葉も普通に話されていましたが、片目が見えなくなったそうです。

その上、検査の結果、悪性腫瘍も見つかったとか。

これまで１５年間、毎回車で通って来られていましたが、運転は退院後も禁止されて出来ないそうで、

大好きなピアノが続けられなくなったと、悲しそうにお話しされました。

発表会の為に頑張って練習されていたので、驚くと共に残念でたまりません。

元気になって退院したら出稽古に来て貰えないかと頼まれましたが、「まずは身体を治して元気にな

る事が大事ですから、その話はそれからにしましょう。」と言って電話を切りました。

近くの病院に入院されているので、近々お見舞いに行って来ようと思うのですが、つい一週間前に

レッスンに来られて会費を頂いたばかりなので、本当に人間何時何が起こるか分からないとつくづく思

いました。

まだプログラムを印刷しておらず、記念品等も何も購入していないので、お見舞いに伺った時に会費

はお返ししようと思います。

ご自分がそんな状態なのに、私に退院後の出げいこの話をされるなんて、本当にピアノが生きがいと

なってらっしゃるのだなと、改めて感じ入りました。

またお元気になられて、レッスンさせて頂ける日が来ることを心から願っています。