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演奏するために大切なこと

大阪の地震。心が痛みます。どうぞこれ以上の被害がでませんように。
今後もくれぐれもお気をつけ下さい。


お教室には
ピアノの練習に行き詰まり、何かアドバイスをと、
遠方から習いに来てくださる方がいます。

そのような方に共通していることが、
ご自分の持っている耳の力を最大限に使っていないということです。
指を速く動かせるようになり、難しいパッセージも弾けるようになってしまうと、
この先さらに上手になりたいのに、どうしたらいいか分からなくなってしまいます。


小さい頃、必死に指を速く動かすために、練習曲や
テクニックをつけるためにする練習は、
将来、楽譜に書いてある事を
ピアノの音で表現できるようになる為の練習であって、
そこに結びつけなければ、
辛く、憂鬱な指練習になってしまいます。


本来でしたら、幼少時代から曲のイメージを想像しながら、
この曲はどのような音色で弾いたらステキだろう?
曲の時代背景や、作曲家について、
作曲家が残してくれた楽譜の注意書きなどから、
どのように弾くべきか想像します。
そして〈私〉はどのように弾きたいか考えるのです。
そのイメージした音色を出すために、指や手首、手の形、腕の下ろし方、
腰の支えをどのようにしたら、ぴったりの音になるのか、
いつも考えて弾くことによって、
音色を使い分ける筋肉が、自然に発達していくのだと思います。


そして、自分の奏でた音が〈美しく響いている〉か、
よく聴くこと。
同じフォームでも手首に力が入っていると、ピアノの音は
上手く響きません。良く響いていない時は身体のどこかに
無駄な力が入っているかもしれないと疑ってください。


そして、今鳴らした音の〈響き〉が次の音の〈響き〉へ、
うまくつながるように、響きを聴きわけながら、
指や腕を上手に使うように意識してみてください。


そして、手で足りないことをペダルで補いましょう。
ペダルを踏むことによって音を聞き分けにくくなる方もいます。
いつもいつも耳でよく聴いて、最適な分踏みましょう。
ペダルに関してはまた詳しく書きますが、
1つのペダルでも踏み方を変えればいくつもの奏法ができます。

ダイエットする時に、この部分をこのように痩せたいとイメージしながら
筋トレするのと、何も考えないでするのと効果が違う様に、
耳で聞きながら筋トレしたほうが効率が良いはずです。


そして、耳を使いだすと終わりがないことにも気が付きます。
私は未だに頭の中で鳴っている憧れの音が出せないでいます。
もしかしたら、私の耳が成長しただけで、昔憧れた音は、すでに出せているかもしれませんが、
常に自分自身の成長と共にあるので、本当のことは分かりません。
憧れを追い抜く事がないから、未だに弾くことが楽しいのかもしれません。

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