銀杏並木とショパンと宝くじ

おはようございます

昨日は、吉川隆弘さんのリサイタルを聴きに大阪のフェニックスホールまで行って来ました。
数年前に友人を介して吉川さんのお母様とお知り合いになり、リサイタルに行かせていただくようになりました。今回のプログラムは、ハイドンのソナタヘ長調からはじまりベートーヴェン「熱情」、休憩を挟みスーツから濃紺のシャツに着替えられて、二部はモンポウ「風景」、ラヴェルの「鏡」というプログラムでした。

毎回 完璧なテクニックに圧倒され爽快感を覚えます。そして理知的で繊細な表現に深い感銘を覚えます。昨日のモンポウは、絶品でした♡ 心の中に湖の静かな水面、そこに波紋が広がる様子などが見えるようで、引き込まれてしまいました。

アンコールでは、舞台の後ろのブラインドがゆっくりと上がり、外の景色を眺めながらショパンを聴きました。「ワルツ64-2」「革命のエチュード」、そして最後は「別れの曲」。 黄色に色づいた銀杏並木と、広い交差点を忙しなく往来する車という現実の世界を見下ろして聴く、初冬のショパンは格別でした。

フェニックスホールからの帰り道、友人と一緒に宝くじを買いました♪ どちらか当たったら、ランチを奢る約束をして帰路に着きました。穏やかな小春日和の日曜日。こんな幸せな日があるから、いつもの日常の生活を頑張れる気がします。