武田先生の挨拶

おはようございます

清々しい秋の朝の空気、近くの幼稚園からは子供の声、外の草むらからは虫の声、、いつもと変わらない朝ですが、今日もこうして平穏な一日の始まりを迎えられる事に感謝です♬

先日、何人かの生徒さんに教室の紹介文を書いてもらいました。今までも「教室だより」に載せる発表会の感想などを依頼した事はありましたが、今回は教室内だけではなく、一般の人もに向けての紹介文なので書いてくれるか心配でしたが、、

「教室のPRを書いてくれる？」とお願いすると、皆快く、中には「お任せ下さい！」と言う生徒さんもいて、それぞれ文章力を駆使して渡した用紙いっぱいに書いて来てくれました。

今回は5年〜10年近くのお付き合いの生徒さん達にお願いしましたが、私のピアノ教室の事をこんな風に感じてくれているんだなぁ、と嬉しく感じましたし、もっともっと皆が楽しく、ピアノを上手に弾けるように導いてあげないといけないな、と身が引き締まる思いがしました。

話は変わりますが、「日々是好日」(森下典子著)という本を読み返しています。映画化もされましたので、ご存知の方も多いかと思います。樹木希林さん演じるお茶の先生が、ある年の初釜の日に言った挨拶が心に残りました。筆者であり、この私小説の主人公がお茶を習い始めて24年経った年の初めに、先生はお弟子さん達を前に畳に手をついたまま、こう言います。
「私のような至らない者に、みなさん、長い間付いてきてくださって、本当にありがとうございます。心から感謝しております」
いつか、私が自分の教室を畳む時には、やはりこんな言葉が口から出てきそうに思います。
「教えるとは、教わる事」今日は今日だけのレッスンを、生徒さんと心が通うレッスンにしていこうと思います。