断捨離の産物

こんばんは

先月から不要不急の外出を控えております。粛々とガーゼマスクを作ったり、部屋を片付けたり。。ガーゼマスク、だんだん上手になり15分で一枚作れるようになりました。
今日は、以前から気になっていたクローゼットの片付けをしました。アルバムは大小合わせて50冊近くありましたが、思い切って半分くらい手放すことにしました。

小学校の卒業アルバムに、当時の校長先生から贈られた色紙が貼ってありました。卒業が近づいて来た三学期に、六年生の生徒が5人ずつくらい校長室で校長先生と給食を食べました。そして校長先生が、その時の印象を一人一人に短歌にして贈って下さったのです。

色紙には、「おしえては　教えられるが教育で　あなたの道も　かくてありなむ」と達筆で書いてあります。　私の名前「教子」に因んで短歌を作って下さった事に、当時もとても嬉しかったのを覚えています。　

実はそれまで、自分の名前の漢字があまり好きではありませんでした。「のりこ」となかなか読んでもらえないし、なんか堅いイメージがして嫌でした。でも、この短歌をいただいて少し自分の名前に対しての感じ方が変わったように思います。

今では、この名前がしっくりとくるようになりました。(半世紀以上の付き合いですから。。)
この漢字にしてくれた父に感謝です。そして会った事はありませんが「教」という名前の音楽好きだった祖母に感謝です。
小学六年生の時、自分がピアノを教えるようになるとは想像していませんでしたが、当時の校長先生にはどんな風に写っていたのでしょうか。

今日の断捨離の産物である、この色紙をピアノの部屋に飾ってみました。これからもこの短歌の意味を反芻しながら、自分の仕事に責任とプライドを持って、ピアノを教えていきたいと思います。