練習しないで上達する？！

↑タイトル名、呉暁先生のご著書です。

呉先生、大学でソルフェージュを教えていらっしゃり、導入期のピアノ教本やソルフェージュの本をいくつも書かれています。
14年くらい前に出された本ですが、今の時代にこそ合った、先生の指導の考え方がいくつも書かれていて目から鱗でした。

〝練習しないで上達する″のはレッスンでしっかりとソルフェージュをやっているから。
「ソルフェージュ」とは、読譜力を付け、聴音・リズムなどの音楽力を上げる科目。

呉先生、ご自宅の小さい生徒さんには3分の2ほどの時間をソルフェージュに費やしているらしく。
先生は生徒さんに「練習してきなさい〜」とは決して言わなかったらしいです。ピアノ科卒の母たちが皆驚いていたエピソードも。

ただし本のサブタイトルに 導入期〜とあるので、まぁずっとは通用しないかもですが…笑
でも忙しい現代の子供にとって、レッスンでのみ弾けるようになるのは通う意義が大きいですよね。

他 印象に残ったのは、
『読譜が苦手で聴力優先の子には、読譜にこだわらず音を探りながら教える方法もある。』と。
そういうレッスンもありか〜(^^)と感じました。

そして子供は移り気なので主導権を握りテンポよくレッスンするべき、声に出して歌うことの大切さも書かれています。共感です！^_^

先生はチェロを習っていた頃、素人の立場で楽しく学ぶ経験をされ、ピアノを習うのも、人生を豊かにするために心から楽しんで弾けたらいいのだ♪と感じられたそう。

私もこの原点を、忘れないようにしたいです☆*:.｡..:*☆