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発想を逆転させる

先日の脳みそは否定語を理解できない?の続きです。


先日、人から譲り受けた楽譜を見ながら練習していた時のお話です。

とある部分に「もたつかない」と記載されていました。
その部分、確かに感覚としてちょっとまごっとしてしまうのがわかるような箇所だったのですが、
もたつかない、という文字を見ると、もたつかないようにしよう、という思いで頭がいっぱいになるのを感じました。
で、結果もたつかないで弾けたかというと、あまり上手にできなかった印象。


ふむ、ではもたつかないという言葉を逆転してみたら?
つまり、実現させたい音楽としてはどうなればよいのだろう。


もたつかない→つまりはスムーズにいってほしいってことですよね。



なので、スムーズに、と改めて記載し直し、
再び実践。


今度はスムーズに、という言葉がストレートに頭に入ってくるので、先ほどよりやりやすい印象。


あーなるほど、これが否定語を脳みそは理解できない、ということなんだなぁと感じました。
この、楽譜への書き込みは成し遂げたいことを書く、的なのはよく言われていることなのですが、実際こう弾き比べてみると面白いものです。



時たま生徒さんでも、しっかり者さんの子は自分で注意を楽譜に書き込んでくる生徒さんがいらっしゃいます。
お子さんだと、そういうのを「書いてみたい」という時期のこともあるようですが笑笑 しっかりと自己分析して何が自分に足りないのか把握する能力が身についていること、とても素晴らしいと思います。


自分自身に、自分以外の人に伝えるときも、
実現してほしいこと、に注目して伝えられるようになるといいと思います(^^)




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