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ピアノが新しくなりました

教室のピアノが新しくなりました。
ボストンのGP178PE という機種のグランドピアノです。

もともと、ピアノという文化や楽器のなりたちに興味があり、
(ピアノ演奏より大きな興味かもしれません)
大学を卒業してピアノ調律を学んでいたときには、
東京都内のほとんどのホールや楽器店、ショールームに出かけて、
素晴らしいピアノ達に出会いました。
自分のキャパシティーをはるかに超えた音に出会ったときの興奮は
今でも忘れられません。


今回、新たにピアノを購入できることになり、さあ、いざ、探そう、
好きなだけ探しに行こうどこまでも、と意気込んだものの、
ここ北陸では、存分に弾き比べするほどの展示があるところは
ほとんどないようで、ちょっと拍子抜け。
どこまでもは難しかったですが、浜松まで足を伸ばしつつ、色々と
見ることができました。

色々と見る中で、到底購入できるはずのない世界の一流ピアノ・
スタインウェイ、グロトリアン、ベトロフ、ベヒシュタインも
弾かせていただく中で、ゆずれぬ好みもだんだん固まります。
「パーン」「カーン」という明るく平たい音ではなくて、
「コーン」「クーン」という丸みのある響きが好きで、特にここが
ゆずれぬポイント。

ストライクだったのが、スタインウェイよりグロトリアンよりも
ボストンの音でした。
ボストンは、スタインウェイが設計してカワイで製作されていますが、
小さい頃から家にあるのはカワイのピアノだったので、やはりどこか
馴染みがあるのかもしれません。
スタインウェイよりしっとりと重厚な響きで、タッチの独特の抵抗感
(戻り感)はカワイの上位機種Shigeru Kawaiに一番近い感覚でした。

最終的にShigeru Kawaiと少し迷いましたが、決め手は調律師さん。
ボストンのほうを扱うのはスタインウェイの正規代理店の調律師さんで、
北陸の主要コンサートホールや、著名ピアニストさんのピアノも手がける
まさに職人、と呼べる調律師さんです。
自分の好み以上の、それこそキャパシティーをはるかに超える素晴らしい
調整をしていただきました。

というわけで、今まで出会ったピアノの中でもまったく引けを取らない
抜群の状態で、ボストンが、今、教室にいてくれています。
思う音をいかようにも反応して出してくれるレスポンスの奥深さは
ピアノが楽器であり、機械ではなく生き物だと改めて教えてくれました。


そしてそして、まだできたての若く新しいピアノ。
これから教室のみなさんの手に触れて育てられ、また変わりつづけて
新しい音色を聴かせてくれることが、楽しみでなりません。
これから末永くよろしくお願いします。


 



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